はじめまして。

31歳の顔がデカイ男です。

在宅医療のクリニックで事務長をしながら、小さい会社を設立して代表取締役社長を務めています(社員3人の小さな会社です)。

元々は大学院で法律の研究をしておりましたが、ひょんなことから父が経営するクリニックに勤めることになり、在宅医療の現場に携わることになりました。

仕事上、今まで多くの患者さんのお看取りにご一緒させていただきました。
また、母方の祖父は僧侶なので、昔から「死」というものが身近にありました。生まれてから31年間、「死」というものを当たり前に感じ、そして、心のどこかで「死」とは何なのか考え続けていました。

色々な最期があります。誰しもが迎える最期の場面は、その方の生き様を反映していることが多く、迫力に圧倒されています。

より最期の場面を勉強するため、終活カウンセラーの資格を取得したり、得度をしたりして、死生観を研究してきました。

そんな生活を送ってきましたが、2019年5月11日に大腸(直腸)がんが見つかり、肝臓転移していた為、ステージⅣとなってしまいました。

現在の統計では、5年生存率は約20%です。

昨年結婚したばかりです。
妻と今年の夏はセコセコ貯めたマイルを使ってハワイに行く予定でした。(いつかマイルの貯め方も書こうと思います)

妻に対して申し訳ない気持ちで一杯です。

まだ両親も健在ですし、祖父母も3名健在です。
一人っ子なので、私が死ぬと家が途絶えます。両親はもちろん、祖父母に悲しい想いをさせたくありません。

在宅医療系の学会の事務長セッションにおいて、指定演者になっており、M&Aや経営戦略について発表する予定でした。
経営する会社も、コンサル依頼が増えはじめ、ようやく軌道に乗り始めようかというところでした。

それもこれも、残念ながら、手術と術後化学療法(抗がん剤)の為に、全てストップ、キャンセルしてしまいました。


本当に悔しくて仕方ありません。

ただただ悔しいです。


でも、一番大切なのは、「命」です。

命を大切にする為に、命尽きるまで生き切る為に、大好きな仕事も休職し、命を脅かす癌と戦うことにしました。

おそらく、今までと同じ生活では、再発するに違いありません。再発した場合の余命宣告は既に受けました。
休職期間を使い、今後の人生を「どう生きたいのか」を考えていきたいと思っています。

癌が寛解すれば、再び前を向いて動き出せると思っています。
その為にも、命を大事にしていきます。


他方で、8割に入ってしまった時には、
どう「生き切る」のか、どう「死んでいく」のかをしっかりと考えなければなりません。

むしろ、統計上はそちらの確率の方が圧倒的に高いのです。

まさか自分自身の「終活」をこの歳ですることになるとは思ってもみませんでした。

でも、しっかり終活することで、8割に入ってしまった時の対策も立てられました。

まさかM&Aの経験や死生観の研究がこんな場面で活きるとは思いませんでした。

不思議と恐怖感も無くなり、前向きに、2割に入る為の研究をしています。

もしこのブログが、お1人でも、似たような環境や立場の方のご参考になれば幸いです。

主に、
・大腸がん闘病記
・療養中の生活日記
・今までの仕事や講演会の話
・終活の話
を書いていこうと思います。

もし、M&Aや終活等で直接話を聞きたい等のご希望があれば、遠慮なくメッセージいただければと思います(^^)
ほんの僅かでもお役に立てれば幸いです。

よろしくお願いします!