夫がうちに初めて挨拶に来た時、
「お父さんが生きていたら何て言ったやろうかね。」

そう母と話しました。

私の結婚式で、父の写真を胸に家族で写真を撮る時
「お父さんが生きていたら、、、。」と、

まず三女が泣き、母が泣き、その顔を見て我慢していた長女の私、次女が泣き。

そして、

「お前達がわんわん泣くから、俺もつられてしまうやないか。」と私達のせいにして(笑)兄が涙ぐみ、それを見て周りもみんな泣く。

泣く順番はいつも変わらず。

祝辞やスピーチで父の話が出ると涙。

キャンドル🕯️サービスでテーブルに置かれた父の写真を見てまた涙、涙。

みんなの結婚式はそれぞれこんな感じでした。



娘が生まれた時も、

「お父さんが生きていたら喜んだやろうね。可愛がったやろうね。」

「お父さんがいたら、○○○(息子)が『おじいちゃんこれは何?なんでこうなるの?』のって、お父さんの後を付いて回って、全部嬉しそうに答えたやろうね。」

息子が試験に受かった時も

「お父さんが生きてたら、本当に喜んだやろうね。」と母と話しました。



そんな話をした後のいつものオチ。

そもそもの話なのですが。

「でも、もしお父さんが生きていたら、みんな結婚相手は今とは違ってたと思うけどね。笑」と母。


ほんとにそう思います。

特に私は。

お見合いの話がいくつかあり、父が亡くなる数日前は相手の方と会う日時を決めたばかりでした。

父が亡くなり、あんなにあったお見合いの話も全てなくなり、今の生活に至ります。笑


私だけでなく、妹達もみんな同じ事を思っていると思います。


だとしたら、

父が生きていたら、今のメンバーは総入れ替え。

甥っ子や姪っ子も含めて全く違っていたかも。



父が生きていたら、と言う仮定と現実が繋がらない重ならない不思議さと可笑しさと、ちょっぴり複雑な思いを抱えながら、

「お父さんが生きていたら、、、。」の話をする私たち。


ひょっとして、父が生きていても今のメンバーだったかも?

それはないない👋とみんなが思っています。笑



三連休の初日に息子の彼女と会いました

娘も誘いました。

娘がいた方が彼女も緊張しないだろうし、私達家族の雰囲気もよりわかってもらえると思って。(娘の彼氏に会う時も息子は同席しています。)


待ち合わせのお店に歩いて行く途中

夫が

「彼女ってどんな感じの子かなー?」

「パパ、あと5分で会えるんだから、そんなの今考えても意味ないやん。笑」

「そりゃそうだね。笑 でも○○○(息子)が選んだ子だから、きっといい子だと思うよ、俺は。」


そんな話をしながら、歩く、、、。

こうやって、娘や息子の結婚相手に会う事は父には叶わなかった事です。

その先の事も、、、。


今回私たちにそれが出来た事は実は当たり前ではない。

そこにありがたさを感じるのですが、出来なかった父の事を思うとやはり悲しいし、なんだか申し訳ない気持ちにもなります。



お店に着くと、3人はお店に入っていて、娘と彼女は楽しそうに話していました。

しかも、既に彼女をちゃん付けで呼んでいました。笑


「(息子の)どんなところが良かったんですか?」と夫が聞くと

真っ先に「食べ方がきれいなところです。」と言う答えが返ってきました。


息子の好きなところをこうやって直接聞ける幸せ、、、。

会えて良かったです。




今年も友人が栗🌰を持って来てくれました。


この時期は父の命日も近づき、寂しさを感じるのですが(今年は特に)、大好物を前にしたら少し元気が出ました。


先程、大分に帰省していた友人からも、「少しだけど。」とお菓子のお裾分けが。

こういう事が、とってもとっても嬉しい。






今日も読んでいただき、ありがとうございました。