義母が先日入所しました。


入所前は電話の声も掠れて、会話も最小限でした。

到着して、落ち着いた頃に電話すると、元気で声にも張りがありました。

「ここが終の住処になっちゃったわよ。」
「部屋が思ったより狭くてびっくりしちゃったわよ。」
トイレも洗面所も広く、部屋も充分な広さだと夫は言っていました。
「もうダメよね。何も出来なくなって。ほんといやになっちゃう。」
この「いやになっちゃう。」をこれまでも何度聞いた事か。
どうにか明るい話題にもっていこうとしても、あーいやになっちゃう、と言われると、その言葉に引きずられて、こちらまでいやになっちゃう。

でも、姉二人も亡くなり、兄弟は妹と疎遠の弟だけ。

友人知人もいなくなり。

言うところもないし、仕方ないことだけど。


ただ施設の食事は気にいったようで、

「美味しくて、ぜんぶ食べちゃったわよ。」

少食な義母が完食するなんて珍しい。

美味しい食事を提供していただいて本当にありがたいことです。

ホッとして、食欲も出て活力も戻ってきたようで良かったです。



そして、本題の仏壇です。

義母が寝たきりになり、施設の事も考えないと、となった時に夫から、

「仏壇を(うちの)和室に置く事になるかも知れないけどいい?」聞かれました。

その時はそれしかないと思っていたので、「いいよ。」と答えました。


それからすぐに施設が見つかりました。

「個室だし、仏壇の持ち込みが出来るかどうか施設に確認しでみたら?」

義母は毎朝お経を唱えていました。

仏壇もさほど大きくありません。

「お母さんも新しい環境で、しかも仏壇がないとなると寂しいんじゃない。」

ネットで調べると、施設によるが、仏壇はよほど大きくなければ大丈夫。ただお線香や蝋燭🕯️など火気厳禁、お経のボリュームなどマナーを守りましょう、などと書かれていました。

夫も「そうだね。仏壇は持って行けたらいいね。おふくろに確認してみるね。」

この時点で私は100%お義母は仏壇を持って行く、と思ってました。

しかし、施設に持ち込みの不可を確かめる前に、義母の答えは、

「仏壇は持っていかないわ。持って行ったって何にも出来やしないんだから。」

だったそうで。


え?え?

あれだけ信心深い人だったのに。

何もできない、って、部屋でもお経あげれますよね。

えー?えー?

決断のスイッチがどこにあるのかよく分かりません。


私の実家と宗派が違うし。

夫も単身赴任中だし。


すいません、私とっても気が重いです。

最初に夫から相談された時は、それしかないと思っていたいたからて「いいよ。」と受けたものの、施設に持っていけるかも、と明るい希望が見えた矢先の。。。。。

ショックが大きい。⤵️⤵️


今日も電話をしたらとても元気で。

昨日は寝たままの状態でお風呂に入れてもらって気持ちよかったようです。

明るい話になったので、私もラストチャンスとばかりに仏壇の話を振ってみました。


結果は、、、、。

「部屋が狭くて、置き場所なんてないわよ。」だそうです。でも私としては、義母の言った、

「デパートのセールで買ったものだから、安っぽいし全然高級なものじゃないのよ。」が本音かなぁ、とも思ったり。

ほんとのところは分かりませんが、我が家に仏壇がくる事だけは分かります。


その後も食器棚の引き出しに袋に入ったままの輪島塗のお箸🥢がある、◯◯◯(娘)に渡そうと思ってたスカーフが箪笥の何段目にある、、と続き。

この話も何度も何度も聞いています。

話を聞いてるだけで、その圧にグッタリ疲れでしまいました。

義母の元気になった証なので、それはそれで喜ばしい事なのですが。

片付けが始まったらもっと大変だろうなと想像できます。



介護の苦労も何もなかったので、これくらいはと思う気持ちと、仏壇と片付けの重さとで。⤵️⤵️⤵️





そんな気持ちのまま、今日はお使いもののお菓子を買いに百貨店へ。


ちょっとだけうろうろ。


鹿の皮で作ったスキンケアアイテム。前に別の店のミトンタイプを使った事はあります。久々に使ってみようかな。


丁度、出町ふたばの豆餅が売られていたので、列に並んで買いました。待ち時間も短くラッキーでした。

家に帰って、ホッとひと息。

普段は使わない湯呑みでちょっと気分を変えて。


こんな時間に、しばし癒されました。










今日も読んでいただき、ありがとうございました。