皆さん、こんにちは。
アイグレーの見谷貴代です。
8月末は恒例の小松市の高齢者施設で
マシュマロ・タッチ®︎でした。
「マシュマロ・タッチ®︎をした日は
なんだかいつもと違うんです」とか
「マシュマロ・タッチの後は、いつもより穏やかな顔してます」
と職員さんによく言われます。
患者さんが、利用者さんがいつもと違う
しかも、いい風に違うって言って頂けるのは嬉しいです。
でも、これはいつもを知っているスタッフさんだからこそ、できる評価なんです。
先月の猫バンバンに引き続いて
またまた猫ちゃんネタですが
先日、こんなことがありました。
なんと、今年で20歳を迎えます。
人間で言えば後期高齢者以上ですよね。
私が施設の仕事から帰ってくると
写真左の黒ちゃんが、遠くから私の姿が見えた途端に
「ニャーニャー」と大きな声で鳴くのです。
最近、耳が遠くなったせいで鳴き声が大きくなっているのは知ってたのですが、甘えてるのかな?って
特に気にも止めませんでした。
ところが、飼い主である母にとっては
「いつもの鳴き声と違う!」というのです。
そして、よく見るとうずくまって動けなくなっていて
なんと!交通事故に遭い骨盤骨折していたのです!
第一発見者は私だったかも知れません。
でも、いつもとの違いがわからなかった私は
猫ちゃんの異変に気付いてあげられなかったのです。
これは、私たちの現場でもあることだよね
って思いました。
緩和ケア病棟や施設で活動するのは月に一度だけということもあります。
私たちはマシュマロ・タッチ®︎で心地よい時間を
提供する
そのほんの一部分しか担っていないのです。
そして私たちがしたことの評価は、
普段ケアに携わっている
看護師さんや介護士さんなど現場スタッフさんたちがすることです。
何故ならば、私たちはいつもの患者さんを知らないからです。
当然、評価なんてできませんよね。
マシュマロ・タッチ®︎では、私たちが活動する上で、できること、できないことが
きちんと決められています。
できないことをすることで、逆に患者さんに
不利益をもたらすことがあります。
自分の物差しや思い込みで判断すると
大事なことを見逃すこともあるのです。
患者さまに不利益なことをしないよう
マシュマロ・タッチの認定セラピストは
自分たちのできること、できないことを明確に区別しています。
黒ちゃん、早く気づいてあげられなくてごめんなさい。