#448 マイナーコンビニ 「キャプテンハウス」第1号店 | 関東土木保安協会

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コンビニの大手支配が進む昨今をMYショップの記事で嘆いたりしていますが、栃木県内を中心としてマイナーなコンビニエンスストアのチェーン展開がありました。「キャプテンハウス」です。
私も幼い頃は煌々と輝く店舗を見ていた記憶がありますが、いつの日かチェーン網は消滅し、昨今は看板や店舗の撤去が進みその脱け殻すらも希少になりつつあります。

ネット、SNS界隈でもワードや写真は出てきますが、まとまったレポートはないようです。
今回はこのキャプテンハウスにフォーカスを当てて、数店舗を訪れてみました。


こちらがキャプテンハウスのロゴです。
キャプテンの頭文字「C」を大きくあしらい、その上から「HOUSE」をデザインした独特のものです。
色彩も赤黄緑とカラフルで、アメリカ系のブランドが上陸したと言われても違和感がないような、そんな雰囲気ですね。
外装の意匠も統一までされていないものの、多くの店舗では明るいオレンジ系の屋根であったり壁面にレンガ調タイル張りとすることで、一目でそれと分かる店舗イメージを創り出していました。

キャプテンハウスの詳細は私も知りませんが、今も営業されている店主さん達の話を聞くと、概ね以下のような状況です。

・宇都宮が本社であったようだ
・既にチェーンが廃業して長い期間が経過している
・(ある店舗では)フランチャイズ契約は10年であった
・酒屋が母体の店舗がよくある
・お弁当の販売なども行っていた
・現在は看板をそのままに営業している

ある店主さんはお弁当の話をした際、「あの当時は週1回来てくれて」との話をしていました。
たんなる巡回なのか補充を指しているのかは定かではないですが、ひょっとしたら商品の補充も大手コンビニのような周期ではなかったのかもしれません。

それでは、まだ当時の看板そのままに営業している貴重な店舗達を見てみましょう。

まずは看板等含め、一番当時に近い形態で営業を続けているであろう店舗です。



宇都宮市高砂町の国道4号線沿いのこの店舗は、営業中であるほか、看板や品揃えなども当時のラインナップから大きく変わらないように見えます。

▲貴重なたばこの販売窓口も当時のまま残る

道路に面したたばこの販売窓口、窓際に並んだ豊富な雑誌と酒屋ルーツならではの充実の酒類ラインナップ。
ローカルチェーン色が残ります。

▲ガチャガチャが賑やかな店舗入口

現在もお弁当を取り扱っていましたが、ヤマザキデリカのものが並んでいました。
キャプテンハウスの配下であった当時は、どのようなお弁当が並んでいたのでしょうか。

▲希少なオリジナルロゴ入りゴミ箱


続いて、同じく宇都宮市は東武宇都宮線西川田駅近くにある店舗です。
こちらも先ほどの店舗に勝るくらいの活気で営業中です。

▲「本日特売日」の暖簾に誘われる

こちらは元々八百屋のような品揃えで営業している店舗のようで、青果や日配品のボリュームが一般的なコンビニの比ではありません(しかも青果はかなり安い!)。
冷蔵ショーケースの多さから、恐らく当時からこのような取扱いであったと推察され、自由度が高いローカルチェーンをよく示した店舗だと思います。

こちらでは自家製惣菜を販売しており、私も店主自慢のポテトサラダを買いました。
(あとで出てきますが、非常に美味しかったですよ)
コンビニというより、全日食チェーンのスーパーなど近いイメージで、地域に根付いた元気なお店でした。

▲隣接する別の商店も雰囲気抜群だ

私が伺ったときも、地元の方がひっきり無しに来店していました。
ここは、最も忙しい旧キャプテンハウスでしょう。


営業店舗では今回最後にご紹介するのは、栃木市の旧西方町、東武金崎駅の南にある店舗です。

車通りも少ない駅前、品揃えはだいぶ少なくなっていますが、地元の方向けにひっそりと営業していました。

▲小規模店舗は看板が異なる

キャプテンハウスのデザインは、上の2店舗のような上部の多くを電飾で覆うものの他に、このような五角形の電飾を施し、屋根をオレンジ系に塗ったタイプとに大別できます。
こちらの方のデザインの店舗は小規模なイメージですね。

▲小さくてもロゴと3色ラインは装備

また、各店舗共通のデザインとして、裸電球の並びが軒下にあることでしょうか。

こちらにも、たばこの販売窓口が残っていました。
コンビニ業界は、いかにサービスのついでに店舗内に足を踏み入れてもらうかを競う現代では、このような通りがかりでさっと買えてしまうようなスタイルはまず行わないですね。
キャプテンハウスのたばこ販売窓口は、個人のたばこ販売店の古きよき名残ですね。

▲既に店内側にはカウンターが無い

この店舗では、貴重なオリジナルロゴ入りのマットがありました。
全盛期は、各店舗でこのマットが迎えてくれたものです。



私も各店舗に訪れる度に、懐かしさに惹かれあれこれと買ってしまいました。
では、おなかが空いたところで、買いだめしておいた食糧を頂きましょう!


飲み物はバヤリースの缶(オレンジ)で。
これは当時でもビックリの50円でした。。
パンは菓子感が強いヤマザキのイチゴスペシャルです。
お弁当はチャーシュー丼ですが、ヤマザキデリカのものでした。
その他お総菜はお店手作りのものです。
どれもペロリと美味しくいただきました。


営業している店舗はあと数店舗あるようですが、各店内外装そのままに営業し続けてくれることを願って、今回はこの辺で。
次回は閉店してしまった脱け殻の店舗をご紹介しましょう。


〈参考〉
・コンビニ名鑑:キャプテンハウス