森口は年齢確認を回避出来ない | カンセイの法則のブログ

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劇団「カンセイの法則」の日々を赤裸々に綴るブログです。
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どんどん更新していきますので、お楽しみに!

どうも、知り合いの方のプレゼント用にお酒を買いに行ったら、5秒で年齢確認をされる森口裕貴です。

ふふふ、確認させてやったぜ。
ざまぁ見やがれ酒屋のおやっさん。

えー突然ですが最近の僕は、漫画喫茶に入り浸っています。笑
脚本のネタやお芝居の幅を広げる目的もあるんですけど、もうそんな事は関係なくただただあの空間が楽しい。
まさに至福の時です。
はぁーなんでもっと早くに行ってなかったのかと軽く後悔しています。

という事で前回に引き続きだらだらとおすすめ作品を紹介させてもらおうと思います。
え、お前がただ単に気に入ったものを共感して欲しいだけやろ?
それは無きにしも非ずですよ皆さん。
自分がいいと思ったものって、誰かに勧めたくなってしまうのです( ̄▽ ̄)

さてさて、僕が今ハマっているのは押見修造さんという漫画家さんです。
今で大体34歳ぐらいの方ですかね。
代表作は悪の華、漂流ネットカフェ、ぼくは麻理のなかなどなど。
とち狂ったように全て一気読みしていました。
心理描写がリアル、キャラの細かい表情が印象的、そして何より女の子が可愛い。
この三つ目が特に大事です!!!!

もう一度声を大にして言います、この三つ目が特に大事です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

え、うるさい、気持ち悪い、ドン引く?
すみません。
取り乱しました。

では声を中ぐらいにして話を元に戻しますと、どの作品もすごく魅力的なんです。

ただその中でも僕の心を鷲掴みにしたのは
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
です。

いやほんと名作なんですよ、これ。
1巻完結の話なんですけど、僕のツボにヒットしすぎて奈良の漫画喫茶で一人ボロ泣きしてました。
うん、わかってますよ。
その光景、絵面的になかなか汚いという事は十分に自覚しております。
あとなんとなく察してもらっているかもしれませんが、僕はなかなかの涙腺ゆるゆる野郎です。
映画でも漫画でもツボにはまるとガチ泣きします。

軽く説明させてもらいますと、主人公の志乃は吃音症で自分の思った事をすぐに言葉に出す事ができません。
皆さん、吃音症ってご存知ですか?
恥ずかしながら僕は、この漫画を読むまでその存在を知りませんでした。
調べてみると言葉が円滑に話せない疾病で、同じ言葉を何度も繰り返す場合と、言葉の1音目が出てこず無音状態がしばらく続く場合があるみたいです。

志乃は後者の方ですね。
高校に入学して初めてのクラスの自己紹介なんて、彼女にとっては相当な試練なのです。
入学してからも、しばらく周りと馴染めない生活を送っていた志乃なのですがある日、加代というクラスメイトと友達になります。
一見なんでもこなせる雰囲気の加代。
ギターを弾いて歌う事が好きなんですけど、意外な事に歌が下手なんですね。
コミュニケーションが上手くとれない志乃と、歌が下手な加代。
人から馬鹿にされても、それでも足掻こうとする。
何かを成し遂げようとする。
コンプレックスと戦い続ける。
それに加え思春期ならではの葛藤が描かれています。

何かこういう事って僕はすごく好きです。
嘘がないというか、綺麗だなって思います。
まぁ、自分も何でもこなせれる人間ではないので、余計に共感出来た部分もあるんですけど。
やっぱりこんな作品って憧れます。
お芝居にしても脚本にしても、人の心を動かすパワーを持って挑もうと、改めて思った今日この頃です。

皆さん、良ければ読んでみて下さい。
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