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今日は、2日にわたって書かせていただいた発達障害の用語「こだわり」・・・あるいは「囚われ」について、知り合いのある当事者さんからメールを頂きました。なんといったらいいのでしょうねぇ・・・非常に大事なものを再認識させられたような思いになりました。それはこの障害をいかに肯定的に理解するかという大事な在り方でした。今日はそんな記事です。


さて、早速そのメールをご紹介します。
ご本人の許可を得て、全文紹介で掲載させていただきます。

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NKのつぶやきさんへ

「こだわり」という言葉は、現在は肯定的な意味で使われるケース も多いですが、元来は、「そんなつまらないことにこだわるな」という風に否定的な意味で使われていて、それが近代以降、時代とともに変化してきたのだと聞いたことがあります。

どちらにせよ、NKのつぶやきさんがおっしゃる通り「自発的」なニュアンスは感じられますね。

それはともかく、ぼくは本心を言えば、発達障害の特性としての 「こだわり」という言葉が否定されることには、何となく寂しさを 感じてしまうんです。

以前NKのつぶやきさんが「かつて『職人』と呼ばれた人達には発達障害者が多かったのではないか」というような記事を書かれていたかと思います。

たとえば職人や芸術家が、採算性や納期を無視してでも、自分の納得いくものができるまで決して妥協をしなかった、というようなエピソードを聞くことがありますが、ぼくはそんな時、心の底から敬意と共感を覚えるんです。

こうした特性は、「囚われ」がプラスの方向に活かされているとも考えられる気がするんです。もちろん顧客からの信用を失ったり、本人が精神的・経済的・社会的な面で不利益を被ることは多いと思いますが、時代を越えて人の心を揺さぶるような作品は、そんな人達の「こだわり」によって生み出されてきたように思うんです。

「特定の事物に対して、意識や感情が社会生活の妨げになるほど異常なまでに集中してしまい、自らの意思でその意識や感情を切り換えることが困難となる」というこの特性を、ポジティブに表現すれば「こだわり」となり、ネガティブに表現すれば「囚われ」とも言える、というような使い分けがあれば、個人的には1番すっきりします。

ただ残念ながら、当事者が、みな職人や芸術家として生きていけるわけではなく、今の社会でこの特性を持っていることが肯定的に評価されることは多くなくて、むしろ、ぼくを含め、当事者自身を苦しめることの方が多い気がします。

そのため、このつらさを一般の人達に正しく理解してもらうという意味で、「囚われ」というネガティブな表現に言い換えることはとても有効だと思います。
 
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さて、このメールを頂いて、
ぼくは、なにか背筋に衝撃のようなものを感じました。
というのも、ぼくこそ「何か」に囚われたかのような思いに、
なっていたのだなと思ったのです。

その思いとは、発達障害の当事者さんたちが、
本来の良さを見てもらえず、
彼らの行動の中の良いこだわりですら、
どこか面倒なもののように周囲から思われている現実
です。
その現実が悲しくて、「何も好き好んでこだわっていない」
と、僕はいってみたくなったのだなぁと思ったのです。

何を言いたいかというと、
周囲の冷たい視線すらなければ、
当事者さん自身は、自らの習慣性や強い興味に、
むしろ没頭していたい思いを抱えていて、
そこが自閉特有のファンタジー傾向というか、
特有の人としての在りようにも影響していると感じたのです。

じゃぁ、「やっぱり好き好んでやってるんじゃないか!」
となりそうですが、それは違うと思うんですよね。
自分が安心できない状況があるからこそ、
「こだわり」に集中することで、不安を消そうとしているなら、
それは「やはり好き好んで」ではないんですよね。

また、言い換えると、発達障害の当事者さんというのは、
「こだわり」や「囚われ」という状態を、
そこに自ら没頭できることこそが、
本来、一番精神安定できるし、
彼ららしいあり方なのかもしれないですね。

そんな自分自身の元来の在りようを、
自ら否定したり、押さえ込まなければならないところに、
一番の苦しみの根源があるのだなぁと、再認識させられました。

発達障害者は、「こだわり」が苦しいのではなく、
「こだわり」を非難されるから苦しい・・・。
このことについて、改めて感じさせられたメールでした。

たまごが先か、にわとりが先か、見たいな話ですが、
今日はこだわりの解釈について記事にして見ました。

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