「怪物」見てきました。

しれっとネタバレしています。





高評価ですよね。
あたしも是枝監督好きですし、脚本の坂元さんも好きです。
ウキウキで行ってきましたニコニコ


だけどーも!!←うるさい


なんていうのかな、合わなかったです。


すごくすごいもったいないなと思いました。


なんかみんな全然スルーしているけど、まず嘘ついちゃダメでしょ。


自分の秘密を守るためだったとしても

まだまだ幼い未熟な子どもだったとしても


嘘はだめだよ、人を陥れる嘘はだめ。

そんなつもりはなかったとしてもだめ。


人の一生狂わせてるんだから。

職を失わせてるんだよ?

先生も「分かってあげられなくてごめん」じゃないんだよ。

あんなの分かるわけないでしょ。


勝手に色んなことを諦めて、勝手に絶望して。


あなたたちがやらないといけないことは、下手な嘘をついて自分たちの秘密を守ることじゃない。


とにかく外に大人に助けを求めるべきなんだって。


嵐の中秘密基地に逃げ込むことじゃない。


世の中クソだけど、クソな大人も子どももたくさんいるけど、周りにはまだあなたたちを分かろうと理解しようと頑張る大人たちもいたのに。


それを映画の中でも誰かに言ってほしかった。


でも、役者さんたちの演技はほんとうに素晴らしくて、特に子役ふたりの演技は尊ささえ感じて、眩しかった、直視できないくらい。


ほんとにこんな子なのかもなって思ったくらい。


ありゃ、あたしだって恋に落ちる。同性とか異性とか関係なく恋に落ちる。


あたしは大人の一員として君たちの恋の結末も見たかったし、幸せな大人にもなってほしかった。


この映画をもし少年少女が見ることがあったなら、別の選択肢もたくさんあることを知ってほしい、悲しみを悲しみのまま終わらせないでほしいと強く思う。