手術予定だったシャロンくん、術前検査で重篤な疾患が見つかり精密検査に変更になりました。 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

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シャロンくんは昨年の9月20日に迷子になってさまよっていたところを保護された子です。かわいい首輪をつけていてとても人懐っこくて明らかに可愛がられていた子だなとわかる子でした。

11月7日に引き取りましたが、住み慣れたおうちへ帰してあげたいとポスターを保護された近隣のお店や病院などに貼らせてもらったり、ネットの迷子情報に載せたりして飼い主探しをしていましたが、残念ながら飼い主との再会を果たすことができず、里親募集に切り替えたところです。


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もちろん保護してすぐに病院での初期検査を受けたのですが、ウィルスも大丈夫、駆虫なども済ませて健康元気な若い男の子としてお世話していました。


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一番上のお兄ちゃんになぜかいじめられてしまうシャロンくん。お兄ちゃんがこない場所で過ごすことが多かったんです。

ただ食欲がものすごく、ごはんの時だけはお兄ちゃんが食べてるごはんまで横取りするくらい執着していました。

保護当時の体重が4.6kgだったのに今日計ったら5.06kgに増えていました。

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↑の写真は引き取ったばかりの頃。

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↑最近の同じようなポーズの写真です。

明らかにおっきくなったシャロンくん。

基本仲良くできる子がいなくて人間にべったり寄り添う甘えん坊なシャロンくんです。

そんなシャロンくん。

里親募集することになったのと、くるみちゃんら女の子達が加わるため今日、去勢手術の予約をしていたのです。

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昨夜半からごはんはもちろんお水もダメ。

ごはん時は別の部屋に連れて行ってるのに、みんながごはんを食べてるのがわかるんですね。

なんでボクだけごはんもらえないの?ってものすごく淋しそうなお顔をしていました。

そして朝から病院へ。



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シャロンくん。

ものすごく怖がってしまって腰を抜かしたような状態になっていました。

手術前にもう一度検査を受けるのですが、そこで先生から思いもよらぬ言葉が。

「心臓がおかしい」

え?
でも保護された時の検査では何の問題もなかったのに。まさか、うちにいる間に何かあったのか?

シャロンくんの心臓って話題なのに人間の方の心臓がバクバクしてしまいました。

先生のお話では、心臓の異常は数値で出ないものもあり、もちろん素人では見つけることはできないとのこと。

初期検査で問題なかったので普通にお世話してしまっていました。

その間、しんどかったり痛かったりしていたのだろうか?

シャロンくんのおでこを撫でながらごめんねって言うしかなかったのです。

そして心臓に問題があるということは麻酔はかけられません。

そのまま死に至るというお話を聞き、ちゃんと診てもらって本当によかったと胸をなでおろしました。

そして手術を取りやめ、詳しく検査を受けることになりました。

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↑レントゲンのデータ

保護当時の初期検査では血液検査などが中心でレントゲンは撮っていませんでした。少し前にうさぎのローラちゃんも心臓病と診断され、生涯お薬を飲まなければならなくなりましたが、その時にAyaちゃんとも保護された時もレントゲンとか撮ってもらったほうがいいねって話をしていたのですが、シャロンくんが保護されたのはその前のことだったのでまったく抜け落ちていました。

正常な猫の画像と比較して説明してもらったのですが、これだけ見たら猫の心臓だとわからないくらいおかしな形をしてると言われました。

肺のところもモヤがかかったような状態で、血液の流れがおかしなふうに写りこんでいます。

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正常な猫の画像ではシュッとした心臓が写っていたのですが、シャロンくんのはゴムまりみたいな形の心臓です。

これは確かにおかしい。

先生から心臓の形や役割について説明をしていただきました。

シャロンくんの心臓のどこが問題なのか。
文字にして説明するのも難しいのですが↓のエコーの画像を見てみてください。


短い動画であっという間に終わっちゃいますが、赤い色が体内を巡ってきた汚れた血液の流れ、青い色が肺に送られて酸素を取り込んできれいになった血液の流れ。

正常な子はこの血液の流れがきれいに写るそうなのですが、シャロンくんの場合は上の方で緑色のごちゃごちゃっとしたのが写りこんでいます。

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心臓にはよっつの部屋があって体内を巡ってきた汚れた血液を肺に送ってきれいになった血液を体内へ送るポンプのような役割があるのですが、どうやら右側と左側の部屋の間に穴があいているか、もしくは肺に送る血管の異常が考えられるようです。

シャロンくんはよっつの部屋のうちみっつに異常が見られるそうです。

特にしんどそうにしてたり食欲がなかったりということがないのはたまたまきれいな血液を循環させているからではないかということです。

まだ若くて体力もある子なので影響は出ていなかったのが幸いしていますが、壁の穴、もしくは血管がいつ破綻するかはわからないし、破綻してしまったら命に関わることになるようです。

あと肺に見られるモヤのようなものについて炎症を起こしてるんでしょうか?とお聞きしましたが、それもありうるけど肺に水がたまってきているという可能性もあるとか。

こちらの病院では、というより一般の動物病院ではこれ以上詳しいことはわからないし、手術などもできないということで専門医に診てもらったほうがいいそうです。

心臓病の専門医というと関西動物ハートセンターになるのですが、高度医療を受けるのは財政的にも厳しい状態。

一度電話で相談してだいたいの費用などもお聞きしてみます。

まさかの重篤な疾患が見つかって人間は呆然としていますが、まずはシャロンくんがしんどくならないようにできる限りのことをしてあげたいと思います。

またみなさんにもご協力をお願いせざるを得なくなると思いますが、また問い合わせをしてからご報告させていただきますのでどうぞよろしくお願いします。


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よろしくお願いします。

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