Question;
 「ロールプレイ実習」で、研修講師から「世間話の時に、ボールペンを持つな」と言われましたが、無意識のクセがあることに気が付きました。
 
Answer;
 人間には「無(な)くて七癖(ななクセ)」と言われるように,多かれ
少なかれ,誰でもクセを持っています。

 

 だから、クセがあるのが悪いと言うことではなく、自分が損をするクセは直したほうが良いですよ、という意味での指摘でした。 

 

 交渉を仕事とする欧米人は、心理学を学んでおり、相手の表情やしぐさから、相手の感情や考えなどを探り、切り込むタイミングを計ります。

 

 例えば、次のようなモノです。

 

・相手が腕を組めば、当方を警戒しているとか、拒否している。
・口の前に手を当てて、または、目線を外して話す場合は、嘘をつ いているとか、隠し事をしている。
・口角が上がって一見、笑顔に見えるが、目が笑っていない場合は、作り笑いで、当方に気を許していない。
・相槌(あいづち)が単調で一本調子の場合は、当方の話に関心がなく、自分が次に話す内容を考えている。
・机の上にあるものを頻繁に触っている場合は、緊張状態にあるとか、当方にまだ警戒心がある。

 

 改めて、あなたのクセに対する指摘の意味を説明します。

 

 「開始フェーズ」では、相手と短時間で親しくなる、あるいは好意を持ってもらうことが主な目的です。

 

 それは、その後の交渉に大きな影響力があるからです。そのため、世間話をして、お互いの緊張状態を和らげ、親近感を高めていくのです。

 

 ところが、世間話の最中に、あなたがボールペンや資料を手にした瞬間、相手は「仕事モードに入ったな」と感じ、一気に警戒態勢になってしまいます。

 

 それでは、世間話をしている意味が無くなってしまいます。

 

 そこで、世間話をしている時は、その話題に集中し、大いに盛り上げ、相手の心をしっかりと掴みましょう。

 

 あなたは、親しい人と世間話をする時、ボールペンを持って話していますか? していないですよね。