Question;
 他の研修で、ビジネス上の取引交渉では、相手のことを好きか、ど
うかは、特に関係ないと教わりましたが、それは違うのですか?

Answer;
 そういう研修プログラムがあることは十分に承知しています。しか
し、嫌いな相手より、好きな相手と一緒に仕事をしたいとは思いませ
んか?私はそう思いますが、あなたは、いかがでしょうか?


 理屈の上では「ビジネス上の取引交渉で、相手のことを好きかど

うかは、特に関係ない」という理論は成り立つのですが、残念ながら

人間の心理は、そんなに単純なものではありません。

 
 可能であれば、お互いに納得できるところで合意したいものです。
しかし、お互いの好き嫌いの感情によって、その合意ができないとし
たら、それはもったいないとしか言いようがありません。

 

 もちろん、いくら交渉に自信のある人でも、相手に嫌われたほうが
いいと考える人はいないでしょう。誰でも、必要以上に苦労をしなく

て、交渉をまとめたいと考えるはずです。


 だから、交渉相手とは仲良くしましょう。嫌いの感情が生じて、友
好関係が崩れると、お互いに取引交渉は辛くなり、ついつい感情的

になり、ガチンコ勝負になりがちです。

 

 ガチンコ勝負とは、相撲で力士が額と額で、ガツンとぶつかりあう

立ち合いのことです。双方とも痛くダメージが大きいものです。

 

 プライド、意地、恥などの純日本的な感情が絡むと、あまり良い結
果にはなりません。だから、交渉では肩肘はらずにリラックスして、
友好的に臨むことを推奨します。


 「交渉の成果は、相手の協力度に正比例」します。だから、相手に

嫌われるより、好かれたほうが、より多くの成果に繋がります。