Question;
 相変わらず世間話ができません。それと、世間話から本題に移るタイミングやコツも分かりません。

Answer;
 世間話ができないのは、相手と会ってから「3秒の間の悪さ」(沈黙の時間)を持っているからだと思います。

 挨拶した後、イスに座るまでの間(3秒以内)に「今日は暑いですね」などと、自分から時候の挨拶をすれば、すんなりと世間話に入れます。

 

 交渉相手と対面すると、早く説得しようという心理が働き、急いで本題に入る人が多いわけですが、それだと、かえって合意が遅くなります。

 

 例えば、売買交渉で、すぐに本題に入ると、買う側は「高い」と、いきなりパンチを放ってくる恐れがあります。すると、その場の緊張感は一気に高まってしまいます。

 

 優秀な交渉者は、特に初対面の相手とは、なかなか本題に入りません。まずは、お互いの緊張関係をほぐし、信頼関係を構築することから始め、その後の協力関係に繋げていきます。

 

 そして、世間話や身の上話を通じて、相手に関する情報をしっかりと仕入れているのです。

 

 次に、世間話から本題に移るタイミングやコツを説明します。

 本題に移るタイミングは、上述の世間話の目的が達成できたと思えた時ですから、決められた時間があるわけではありません。

 

 お互いの緊張関係をほぐすだけが目的であれば、わずか数分でも、お互いに「わははっ!」と笑い合えれば達成と言えます。

 

 また、本題に移るコツは「楽しい(ためになる)お話をありがとうご
ざいました。機会がありましたら、ぜひ」などと自分が話をまとめます。それに引き続き「それでは本題に入らせていただきます」と切り出していけばスムーズに本題に移れます。

 

 くれぐれも「長々と、くだらない話をしてしまいました」「無駄話で
お時間を取らせてしまいました」などと、まとめないでください。これだと相手は「何だよ。今の時間は無駄な時間だったのかよ」と気分を害しかねず、逆効果になってしまいます。