Question; 
 私はコンプライアンス部に所属していますので、法令順守の観点から、
他部門にさまざまな要請をしていますが、反発されることもあります。

 

Answer;
 もし、あなたの要請口調が「あなたは、当然しなければいけない」のよ
うな指示・命令に相手が感じたなら、反発されることもあるでしょう。

 

 特に、押し付けられるのを嫌うタイプの人は、説得すればするほど、他
人の言いなりになるまいと依怙地(いこじ)になります。

 

 つまり、相手にネガティブな感情を起こさせてしまうと、相手の思考を
狭め、守りに入らせてしまいますので、非協力的になります。
 
 心理学者のBarbara Fredricksonは「ポジティブな感情は、人との関係性
に対する考え方も変えてくれます。<me>ではなく<we>と考えるように
なるのです」と述べています。

 

 また「ポジティブな感情は、人の行動制限のハードルを低くし、通常よ
りも、思考や行動の幅を広げて、物事を捉えようとさせてくれる」と。
 
 かつて、米国のオバマ大統領は「Yes!We Can」をキャッチフレーズ
として大旋風を巻き起こしました。つまり「私たちはできる。共にやり遂
げましょう」という連帯のメッセージを強く発したわけです。

 

 あなたと相手の双方が、興味や目的、課題などを分かち合うことで「me
ーtoーwe」(私から、私達へ)の結びつきが生じ、双方の間にラポールが形
成され、相手は呼びかけられた行動に向かおうとする気持ちが強まります。

 

 「meーtoーwe」の思考は、人との関係をより親密なものにし、オファーなど

を喜んで受け入れてくれるようにしてくれるのです。