Question; 
 いつまで経っても、自信なさそうに仕事をする部下がいます。初めの頃は厳しく指導したのですが効果があがらないので、そのままになっています。

 

Answer;
 それは、あなたにとっても、部下にとっても不幸な状態ですね。部下を育てることも、上司としてのあなたの役目です。
 
 しかし、部下の性格やタイプは一人ひとり異なります。だから、同じ指導方法では効果が上がりません。そこで、部下の性格などによって指導方法を変える必要があります。

 

 ご相談の部下の方は、気弱で自分に自信が持てないタイプですので、強い口調で叱責したり、指示したりすると、ますます萎縮してしまいます。 

 

 そこで、彼のタイプには「プラセボ効果」が有益だと思います。

 

 プラセボ効果とは、ニセの薬(全く効果のないとされている薬)でも、「これは効きますよ」と言って飲ませれば、本当に効いてしまうことがあります。つまり、プラセボ効果とは心理療法みたいなものです。

 

 例えば、ノンアルコールビールで酔うという話です。ノンアルコールビールを「普通のビール」だと信じきって飲むと、あたかもアルコールを飲んだ時の、心理的・身体的反応が引き起こされ、酔ってしまうのです。

 

 これを、ビジネス・シーンで活用すれば、同じような効果が見込めます。本人が想定する実力のことを「コンフォートゾーン」と言いますが、この実力想定値を、現状よりも上にズラすことによって、実力以上の成果を残すことが可能になります。

 

 例えば「その取引先は大丈夫だよ」「今日の君なら、きっと上手くいくよ」「今後の君のためにも、大きなチャンスだと思うよ」などと、優しく背中を押してあげてください。

 

  つまり、彼が想定している実力想定値を上げ、自信を持たせることです。