Question; 
 以前、他部署のA部長にお願い事をしに行った時、いきなり叱られたこと
があります。それ以来、怖くて近寄りたくありません。

Answer;
 それは先入観ですね。「A部長は怖い」という、あなたの思い込みや決め
つけです。
 
 その先入観があると、仕事の連絡や相談がしずらくなり、業務に支障をき
たすことがありますよね。

 もちろん、先入観は誰にでもあります。しかし、マイナスの先入観は人間
関係を築くことができませんし、業務推進の上でも大きな障害になります。

 そこで、あなたへのアドバイスは「自分でNO(ノー)を出さない」。つ
まり「A部長は怖い」というマイナスの先入観を、一旦、消し去ることです。

 

 そのためには「以前、いきなり叱られたのはなぜか」を自省してください。
 もしかしたら、その時、A部長は忙しくしていたにもかかわらず、それを
察することもなく、一方的にお願いをしてしまったのではないか?
 もしかしたら、A部長に話す前に、お願いの内容を整理していなかったた
めに、だらだらした説明をしてしまったのではないか?

 

 また、相手のタイプを知り、そのタイプに適した説得をすることです。

 もしA部長が「ブルドーザー:行動派/断定的」タイプであれば「準備を
キチンとする。結論を断言する。単刀直入にポイントを言う」などの対応が
必要になります。

 

 私も経験があります。商店街のお偉い方(B会長)と折衝することになり、
事前に、当社の前任者にB会長のことをヒアリングしました。

 ところが、その答えは最悪で「頑固な上に、すぐ恫喝する、とんでもない
人物なので、説得は無理だ」ということでした。

 しかし、前任者がB会長と折衝したのは5年前ということなので、極力、
先入観を持たずに、折衝に当たりました。結論を言うと、そんなに苦労をせ
ずに同意を得ることができました。

 

 つまり、同じ人間でも、その時の立場や状況、ならびに時間経過によって、
対応が変わるということです。

 ですので、一度だけの出来事で「A部長は怖い」という先入観を持たずに、
素直にお願いしてみてください。思わぬ反応が期待できると思いますよ。