Question; 
 私のお得意先に無理難題を押し付けてくる担当者がいて、反論できずにいつも困った立場になってしまいます。何か切り返す方法はありますか? 

Answer;
 あなたの困った相手は、自分の要望や主張を通すことだけしか考えない人のようですね。

 その場合、相手はあなたを言い含めることばかり考えています。目出しマスクをした競走馬のように、思考・視野が極端に狭くなっており、あなたの立場など全く配慮していません。

 確かに「相手の立場になれ」とか「相手の立場で考えろ」と、よく言われますが、なかなか、人の立場になんてなれるものではありません。特に経験したことがない立場や事柄は、想像することすら難しいモノです。

 そこで、相手の目出しマスクを外させ、思考・視野を広くさせることが必要になります。つまり、逆(あなた)の立場を気付かせるセリフです。

 気付かせるためには、次のような言葉がよく使われます。
「もし、あなたが私の立場なら~~」
「私の身にもなってください」

「お気持ちはわかります。ただ、もしあなたが私の立場ならば、その要望どおりで、上司を説得することができますか?私はできません。ですので、そこまでは無理ですが、こういうことであれば、上司を説得してみます。いかがでしょうか?」

 または、当社のテキストに入っている「WIIFM(ウイフム)」です。
つまり『What's in it for me?』(私の利益は何?)。

「先ほどからお聞きしていますと、それは、貴社のご都合やあなたのご都合ばかりではないですか。私にも立場があります。それをご理解ください。
だから、私にも上司を説得できるだけのメリットや利益をいただけますか」

 自分の利益だけではなく、相手(逆)の利益を確認することができれば、相手にとって最も魅力的な提案をすることができます。

 それが、良い結果への近道になることを、相手に伝えたいですね。