Question; 
 今度の企画会議で自分の提案を通したいと思っています。自分では良い企画だと思っていますが、いままでも却下されることが多く、不安です。

Answer;
 会議の参加者の中で、自分の企画に同調してくれる人を最低2名、事前に確保し、会議当日には、賛同してくれるように根回ししておきましょう。

 その理由は、アメリカで活動した実験社会心理学者のソロモン・アッシュが行った実験結果によります。

 つまり「3人(自分も含めて)が同調した時、その意見の通りやすさは急激に上昇する」との実験結果です。

 株主総会などで議決を取る時、議長が「いかがでしょうか?」と発言すると同時に、参加者の2~3名から「異議なし」の声や拍手などが上がると、他の人は反論しずらくなり、思わず同調してしまうことがよくあります。

 この同調行動は「バンドワゴン効果」と言われます。バンドワゴンとは、パレードの先頭を行く楽隊車を意味し、この車が音を流しながらやって来ると、観客は高揚し、一気にお祭り気分になります。

 これは、アメリカの経済学者のハーヴェイ・ライベンシュタインが提唱した消費外部性理論です。

 それは、個人の判断よりも集団の決定に従うという「同調現象」が影響して、大多数の人が良いと評価しているものは良いものだ、という判断が働き、購買行動に結びつく、というものです。

 また「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る、勝ち馬に乗る、多勢に与(くみ)する、といった行動を指します。

 特に、日本人は集団主義で、仲間外れを恐れる心理が強く働きますので、「バンドワゴン効果」は非常に有効です。