Question; 
  以前、顧客に損をさせてしまったことがあります。それ以降、何を言っても信頼してもらえず疎遠になってしまった顧客がいます。 
Answer;
 確かに、一度、信頼を失った相手は「取り付く島がない」という悩みを、よく聞きます。

 相手を説得するには、説得者の「信頼性」が大きな比重を占め
ることは事実です。同じことを言っても「信頼性」の有無で、相手が説得を受容してくれるかどうかが左右されます。 

 だからと言ってビジネスですから、手をこまねいていても仕方がありません。そこで、あなたに心理学の「スリーパー効果(Sleeper Effect)」を紹介します。和訳では「仮眠効果」です。
 
 これは、説得者の「信頼性」と「説得内容」による『説得の効果』において、「時間」が大きく関係しているというものです。もちろん、説得効果は、説得直後が最も高いことは明白です。

 しかし、その「信頼性」と「説得内容」の2つの記憶は、時間が経つと分離され、相手には、説得者の「信頼性」の記憶は薄れ「説得内容」の記憶のほうは確実に残ると説明されています(分離仮説:Kelman&Hovland)。

 つまり、あなたが「信頼性」を失っていると思っていたとしても、時間が経てば、相手には「説得内容」の記憶しか残っていないことも十分に考えられます。正に「時間が解決する」ということです。

 突破口は、良質の「説得内容」を発信し続けることです。「以前ダメだったから」と自分で「NO!」を出さず「スリーパー効果」を信じ、再度、相手にアプローチしてください。
 
 一度断られたとしても諦めずに、一生懸命に何度でも粘り強く!