Question;
 前回、日本人の国民性が仇になるとありましたが、私の性格は「何事にも控えめ」なので、外人との交渉では常に言い負かされています。

Answer;
 仰る通り「控えめ」も、日本人の国民性であり美徳です。特に女性の場合は「奥ゆかしい」や「慎み深い」などの表現で、深みや品があるという最高の褒め言葉の一つになっています。

 日本のことわざには「出る杭は打たれる」「長いものには巻かれろ」などがあるように、控えめで、目立たない態度やしぐさが、保身の上で正しいと教え込まれてきました。

 そこで、周りの目を気にしながら、言いたいことも言わず「まあ良いか」とあきらめ、我慢することを覚えてきました。

 それらが、グローバルな交渉の観点からは、日本人の大きな弱点になっています。

 外国の笑い話に次のようなものがあります。
「国際会議における優秀な議長とは『インド人を黙らせ、日本人に喋らせることができる人である』と。

 また、米国大学の某教授のコメントに次のようなものがありました。
「何か質問は?と投げかけると、日本人の学生は目を伏せるが、日本以外の国の学生は、指名をする前に我先にと勝手に質問をしてくる」と。 

 さらに日本人は、相手のあつかましい要求に対しても「NO」を言えず、いつも損をし、ストレスを抱えてしまいます。これでは、グローバルな交渉で、外国人に渡り合えるはずがありません。