Question;
 相手が嘘をついた時でも、威嚇(Threat)をかけるのは良くないのでしょうか? 

Answer;
 ビジネスにおいて、相手が悪意を持って嘘をついたり裏切った場合には、「しっぺ返し」をする必要があります。

「囚人のジレンマ」というゲームがあります。

 そのゲームは、自分と相手が信頼し協力した時が、最大の得点になります。しかし、片方が「信頼」を選び、もう片方が「裏切り」を選ぶと、そのラウンドについては「信頼」したほうが損をします。

 ただし、その結果を恐れ、両者が「裏切り」を選ぶと、両者ともに損をしてしまいます。

 この「囚人のジレンマ」ゲームのコンテストが米国で行われました。

 このゲームを繰り返し行った時、両者の合計得点が最大になるための戦略をコンピュータでシュミレーションしたのです。

 その結果、もっとも得点が大きくなったのは「しっぺ返し」戦略でした。この戦略は、まずは相手を信頼して協力する行動をとります。

  

  そして、相手が信頼関係を壊さない限りは協力し続けますが、相手が裏切った時には、即座に「しっぺ返し」をし、協力関係を中止します。

 しかし、裏切った相手が心を入れ替え協力してきたら、こちらも、即座に信頼関係を復活させ、協力体制をとるというシンプルな戦略です。

 当方の取る戦略がシンプルなので、相手も理解しやすく、安心して協力関係を構築してくれます。

 この戦略の優れている点は、まず信頼するところから始まるので、相手との協力関係によるビジネスチャンスに恵まれます。

 一方、相手を疑うところから始めると、裏切られることはないとしても、同時に、ビジネスチャンスの確率は、大幅に下がってしまいます。