最近受け取ることについて考えていたので「ストローク」についても再度考える機会となりました。
心理学でいうストロークとは
存在認知の刺激のこと
つまり
他人から与えられる関心・刺激・言葉・ボティタッチ、などの
精神的、身体的に投げかけられる他者との交流の行為のことをさします。
ストロークには4つの種類があり
◆肯定的な
◇無条件ストローク
◇条件付きストローク
◆否定的な
◇無条件ストローク
◇条件付きストローク
のパターンにわかれます。
例えば例をあげて説明すると
◆肯定的な
◇無条件ストローク・・・・・ペットを愛でるような見返りを求めない愛情
◇条件付きストローク・・・美味しいものを奢ってくれるから好き
◆否定的な
◇無条件ストローク・・・・・むしゃくしゃしている時に近くにいたから殴った
◇条件付きストローク・・・道路に飛び出したので怒る
人と言うのは、ストロークを得るために生きているといっても過言ではないと思っています。
ベストなのは無条件の肯定的なストロークを得ることです。
実際に、ストロークを得ない赤ん坊がどうなるのか、その昔、別の目的で同じことを実験をした王様がいました。
ある修道院の孤児達に一切語りかけず、ミルクをあげるときにも顔にマスクをして目を合わせず育てるとどうなるのかを試したそうです。
すると
全ての子供が死んでしまうという結果をうみました。
ストロークがないと、人は生きていけないのです
殴られて育つよりもネグレクトで育つ子の方が死亡率が高くなるわけです
子供の頃、自分がどのストロークを一番得ていたのかによって、自分が発しているストロークもおのずと決まってきます。
私の場合は両親からのストロークが少ない子で、かわりにご近所さんのところに行って
「あら、にこちゃん♪」
と、明るい奥さんに笑顔で言ってもらうのが嬉しくて、しゃべれないのに毎日顔をだしに行ってました。
自分の存在を無条件に見つめてくれる
そんな人が欲しかったんですね
さて、人にはストロークが必要です
ではストロークを得るにはどうしたらよいのでしょう
受け取る体験をするには
自分からストロークを発し続けるとうまくいきます
とにかく無条件で肯定的なストロークを発信していくことです。
すると
相手からリターンがなくても貰っているように感じるようになっていきます
私はストロークを発する時に、つい条件付のストロークを交換しようとしてしまいます。
何かを与えるかわりに何かを得る
等価交換の法則をわかりやすく使おうとします。
ストロークを得ようと必死になっているわけです。
でもね
人は存在するだけで素晴らしい
んです。
つまり
私がよくやろうとしがちな
「誰かの役に立てばストロークがもらえる」
というのは大きな勘違いで
「私が他の人に無条件にだしている肯定的ストロークのように、私も無条件に肯定的ストロークを得ることが出来る」
という現実を心から認識する必要があります。
色々考えずにこれからもっとプラスのストロークを体験していきたいと思います
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