【テニスのサーブ編】力んだ腕でラケットを振らないために | スポーツの楽しさと健康を応援するパーソナルトレーナー奥藤健

スポーツの楽しさと健康を応援するパーソナルトレーナー奥藤健

東京都港区、乃木坂、青山で始めるパーソナルトレーニング!
スポーツの楽しさと生涯の健康を応援します!

パーソナルトレーナーの奥藤健(おくどうけん)です。

あけましておめでとうございます⛩🌅🎍

今年は品川からスタート!!




さて、今日はテニスをしている方からの質問とその答えを書いてみようと思います。

わかりやす〜く質問内容をまとめると、

お客様「サーブの時に腕が力んでしまうと、遠心力が働かなくなる。

だから、腕を鍛えず背中を強くしたい!

そのためのマシンはどれか教えてくれ」

と言うような意見があったんです。

その返答の流れとして

私「サーブのために背中を鍛えるならラットプルマシンがいいですよ。

特にサーブの振り下ろすシーンを考えると、マシンのグリップを肩幅よりも狭く握って、前に引きおろしてみてください。」

お客様「ラットプルマシンだと「腕を使ってしまう」からダメ。コッチ(シーテッドバックエクステンションマシン)教えて」

現場はここまで。

さて、皆さまだけに伝えたいことが②つもあります!!


皆さまだけに伝えたいこと‼️①

確かにこのシーテッドバックエクステンションマシンは腕を使わずに背中を鍛えることができるマシンですけど、

サーブ時の※アクセレーションマッスルを鍛えることはできないんですよね〜。

※アクセレーションマッスルとは、言葉の通りアクセルとして働く筋肉です。

サーブは後ろから前へボールを打つ動作なので、アクセレーションマッスルは大胸筋、腹斜筋、腹直筋などが考えられます。

つまり胸の筋肉とお腹の筋肉です。

また、サーブで強く振り下ろすシーンなどでは広背筋がアクセレーションマッスルとして働くでしょう。

ラットプルマシンは背中(広背筋)のトレーニングができますが、シーテッドバックエクステンションは背中(脊柱起立筋)のトレーニングなので、

「背中を鍛える」意味が結構変わってしまうんです。

背中ならいいわけじゃないんですよ😭



皆さまだけに伝えたいこと‼️②

「腕を力まず打つためには腕を鍛えない」は間違いです。

テニスで有名な錦織圭選手などの腕を見てください!!

鍛えちゃダメなんでしょうか…?🙄

アスリートは鍛えています。

私の指導している方の中には海外へテニスの修行にも行っていますが、その方にも腕のトレーニングを行っています。腕立て伏せ(胸の筋トレ)も行なっています。

サーブも強く、とてもしなやかです。

つまり、ラットプルマシンを腕で引っ張らず広背筋で引っ張る「意識」を持って行いましょう‼️

スポーツの世界は【感覚】の使い分けです。

【腕を力ませず体幹(広背筋)で引く】という感覚を身に付けることが大切なんですよ。

難しいですね😂