リメンバー・ミーを見に行く | Before the dawn

リメンバー・ミーを見に行く

(1) 前書き、ネタばれアラート及び基本情報

2011年8月20日。
5月13日にこの映画の日本公開日が決まって以来、私のこの夏のメインイベントはこの日だった。もうひとつのロバート・パティンソンの映画「Water For Elephants」(WFE)が中止になって、落ち込んだ分、よけいこの日が待ち遠しくて、待ち遠しくて。
どうしても細かい部分が(実際みたら大事な部分も)わからなくて、でも私のつたない英語力ですら、この映画がすごく作りこんであるのがところどころに感じられて、日本語で見るのをとっても楽しみにしていたのです。
ロバート・パティンソンが出ていなければ、海外DVDも買っていなかっただろうからきっと今回新宿まで行ってもいなかったと思う。でも彼の映画ということを抜きにしても日本語字幕で見る前から、まわりにお勧めしたい映画だった。

当日、初日2回目の上映を見に新宿へ。
字幕で見たら・・・とんでもなかった!!
エンドクレジットを眺めながらしばし放心状態。1時間半の帰路も、そのあと数日も、ずーっと映画のいろいろなシーンが頭から離れなくて、気がつくと仕事の手が止まっている。
それくらい私には衝撃的な映画だった。今は衝撃的というより完璧な映画って感じだ。

この感動を誰かと共有したくて、リメンバー・ミーの感想を書いたサイトやレビューを探してネットの海を徘徊するも、同じような感想を書いている人が居ない。いや実際には3人ほど、「きっと同じだな」と感じるサイトは見つけたのだけれど、それらはみな試写会の感想だったためかネタばれを気にして詳細がないから確信が持てない。ただその方達のこの映画に対する評価は5段階の5ないし、10段階の7(10段階で3か4の評価の映画が大半の中)というすごい高評価だった。
うん。同感。私なら5段階の10つけちゃう。

一方あの衝撃のラストのせいか、「あれはいらないんじゃない?」とか「なんであのラストで終わるのか解らない」とか「唐突すぎる」という感想もかなりある。
実際昨年4月に全米で公開された当初も批評家たちのレビューはかなり辛口なものばかりで日本語のリメンバー・ミーのwikiの「評価」を見てもそれがわかる。

高評価をしている有名(らしい)な批評家も、ラストに関しては「Then there's a perfect storm of coincidences to supply the closing scenes. That's what I object to. (ラストには反対だ)」と書いてある。source


でも私の評価は先にも書いたように「完璧に5つ星」。すべて納得な上に、すべて好みだった(笑)
なかなか感想を共有できる人がいないから(独りで見に行ったし)すごくすごく欲求不満だ。
どうしても吐き出したい。


ということでブログを作ってしまったよ!!]



この後感想が続きますが、レビューとか感想とかネタばれとかいう生易しいものではないです。
もう以下を読んだら映画見なくても良いくらいの勢いで書きますので、映画を見ていない方、予備知識が欲しくて来られた方はこれ以上は見ないで下さい。

特にこの映画は予備知識なしで見てもらいたい。
そして衝撃を受けて欲しい。

お金を払って映画やDVDを見て他人の解釈で感動しても意味ないです。これ読んだらきっと自分の解釈で見られなくなります。
それくらいタイトルにも書いた通り「紐解く」とか「考察」とか「解説」とかそんな感じで、もうバラバラにしてしまっています。だから映画を見た後で、「どうしてあのラスト?」とか思った方や、他の人の感想を見てみたいという方だけ見てください。
もともと推理小説好きで伏線とかメタファーとか構成とかいろいろ深読みが好きなので「それは考えすぎ!」な感想です。これから先に進む方、お覚悟を(笑)

まずは備忘録を兼ねた基本情報を

Remember Me(2010.4/US/113min)
リメンバー・ミー(2011.8 JP)

監督      アレン・コールター
出演      ロバート・パティンソン/エミリー・デ・レイヴィン/クリス・クーパー/レナ・オリン/ピアーズ・ブロスナン
脚本      ウィル・フェッターズ
製作      ニコラス・オズボーン トレヴァー・エンジェルソン
製作総指揮 キャロル・カディ ロバート・パティンソン
ロケ地     ニューヨーク