中央区議会議員、青木かのです。

「中央区世論調査令和6年5月実施」が出ました。

https://www.city.chuo.lg.jp/documents/78/54houkokusyo.pdf

 

多くの項目がありますが、防災とコミュニティに注目してみました。

 

①居住年数

 

毎年短期・中期・長期がおおよそ3分の1ずつですが、最近は中期居住者が増えています。新しい住民の方が以前に比べ、長く住んでくださっているようです。

 

②「在宅避難」の認知度

 災害時、中央区は基本的に「在宅避難」です。

ご存知の方は約43%。半分以下です。

中央区はマンション居住者が約95%。耐震性も高い。そこで基本的には災害時も災害拠点(避難所ではない)には逃げ込まず在宅のまま避難生活を送っていただく。不動産業者の方は、重要な情報としてしっかりとお伝えください。

 

 

災害に対する家庭での備えは、食料・飲料水が60%を超えています。‟マンションで水道が止まらなくても、パイプに損壊がないか確認できるまでトイレの水を流すことはできない”ことが知られるようになって、約50%の家庭が簡易トイレを備蓄しています。

 

 

一方、避難した際に心配なことも、水・食料を抜いてトイレ(83%)が1位でした。

入れることより、出すことの方が心配なのです。

 

最近エレベーターにも「閉じ込め」に備えて、防災キャビネットが整備されるようになり、その中には簡易トイレが入っていますが、一人ならまだしも同じ空間に複数人いたとしたら、果たしてそこで用が足せるのか心配です。

 

⑤コミュニティに求めるもの。

 

 

・顔を合わせたらあいさつする近所付き合い

・地域イベントを通じた地域との交流

・町会・自治会を通じた地域の方との交流

・災害時の安否確認や共助

が上位でした。

 

マンション内で、住民同士 顔を合わせてもあいさつしない(目を合わせない)というのは、都市伝説?

在宅避難で重要なのは、日頃のお付き合いですから。

みなさん、地域のコミュニティを大事に思っていらっしゃるようで安心しました。