これからの中央区の課題として、忘れてはならないのは、公共交通の整備問題です。臨海部の人口急増にこの整備が追い付いていません。都心区でありながら、このままでは区の一部が交通不便地域になってしまいます。
まず、本来ならすでに開通していたはずの、BRT(バス高速輸送システム)計画が築地市場移転の2年延期により、停滞している影響が大きい。昨年8月東京都都市整備局が出した事業計画がコチラです。
表定速度は、プレ運行で‟路線バス並み”本格運行で‟LRT・新交通システム並み”。また、輸送力についても、十分ではありません。
そんな中、4月3日、中央区の念願であった臨海地域地下鉄整備について大きなニュースが報道されました。地下鉄構想については、平成28年4月の交通政策審議会答申にのったものの、
‟都心部・臨海地域地下鉄構想は事業性に課題があり、検討熟度が低く構想段階であるため、関係地方公共団体等において、事業主体を含めた事業計画について、十分な検討を期待”と指摘されていました。
その関係地方公共団体である東京都が、‟今年度中に具体的な整備計画を取りまとめ、10年から20年以内の開通を目指す。”と発表したのは、大きな前進。
将来的には、茨城、千葉両県と都心を結ぶ筑波エクスプレスなどと接続させ、羽田空港までつなげる構想となっています。
政治家人気ブログランキング第29位