中央区は水辺だから安全なんだ。
まずは11月20日のブログです。

中央区は、18.3%が水辺(23区中第一位)。

川と運河と東京港に囲まれた街です。

そこで、“水辺を利用した防災”という観点から

毎年防災クルーズを行っています。

 

まずは、防潮堤と水門の確認から。

 

災害時の津波は中央区で過去最高とされる元禄型関東地震で、2.51m(満潮時)。
東日本大震災では1.3mでした。

一方区内の防潮堤の高さは4.5~6m。

隅田川テラス両岸を中心に整備が進んでいるスーパー堤防は、高さが6m。津波対策としてはもちろんのこと、堤防の上にテラスや児童遊園を整備して、水辺に親しむ環境にも配慮しています。

 

さて、中央区民の90%が集合住宅にお住まいです。各マンションに燃料を備蓄し、自家発電装置を備えていても、消防法により、地上に備蓄できる燃料には制限があります。

その量で発電し続けることができるのは、4時間から6時間。一方、首都直下型地震級の震災が起こった場合、電気復旧まで「早くて1週間」と東京電力は発表しています。

 

中央区の防災計画でも、耐震性に優れた高層マンションにお住まいの場合は、避難所よりも自宅待機を推奨しています。電気が止まり、エレベーターが止まり、館内放送が止まるなか、どうやって電気のないマンション内で1週間をすごすのか?

 

 

そのキーワードとなるのが、燃料の水上備蓄です。

湾岸防災議連では、その仕組み作りを具体化してきました。

これらは、全て民⇔民です。

自助・共助・公助と言われますが、公助=行政の助けは最低限。自助はもちろん、マンション住まいの皆さんは、共助=自治会・管理組合での助け合いが最重要です。

詳細は、こちら湾岸防災ネットワークHPをご覧ください。

 

さて、今年は現在の中央区の象徴的な場所を2か所、眺めることができました。建設が進む晴海の選手村。選手・関係者の宿泊棟が次々と建っていきます。

 

客船ターミナルは、大型船については青海に移転しますが、この晴海客船ターミナルは東京2020時は選手村に残ります。(用途は未定)

 

そして、主のいなくなった築地場内市場。

すでに解体工事が始まっていますが、廃材等の運搬に舟運が使われており、陸路混雑の緩和に役立っています。

 

物資を運び、人を運び、そして燃料を運ぶ、川と運河に囲まれた街、中央区。あとは、船着場の整備です。

 

現在ある防災船着き場は、明石・新川・箱崎・浜町・常盤橋・日本橋の6か所。

なぜか月島地域には1か所もありません。これからまだまだ人口が増加する月島地域、少なくとも6か所の各種船着き場が必要です。

 

また、そんな中、災害時対策本部となる本庁舎の燃料備蓄が十分でないことが明らかになりました。やはり、共助(町会・マンション自治会や管理組合)が重要である、ということを再認識させられました。

 

災害時、中央区役所の備蓄燃料では17時間しか発電しない。

 

東京都は、第4回定例会で、災害対応を強化するため、区市町村庁舎の非常用電源に対する補助制度を新設しました。この制度により、費用の2分の1を上限2億5千万円まで補助するというものです。

 

具体的には、各庁舎の自家発電装置や、備蓄燃料代も含まれますが、少なくとも72時間以上発電を継続できることを目指しています。

 

確認したところ中央区の備蓄燃料は17時間分しかなく、しかも地下に備蓄しているので、浸水の恐れもあります。そこで中央区では、燃料供給を東京都石油業協同組合 及び隅田商事(株)と結んでおり、災害時には優先的に燃料の供給を受けることになっています。

 

燃料供給契約といえば、2015年、この都石油業協同組合が、契約を結びながら、実際は備蓄されておらず、東京都から受け取った保管費用も同組合の石油スタンドに分配していなかったことが問題になりましたが、その後対策は取られたのでしょうか。

 

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