「この、くそじじぃー」と思わせてくれた | 目覚めのとき

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こんにちは、やわらぎ ゆきこです。

 

今日は、30年間同居してきた

旦那さんのお父さんのことを書きます。

 

 

母が逝ってからの父はとても寂しそうでした。

日に何度も、吠えるような溜息をついていました。

 

そんな父が、3月2日から寝付いてしまいました。

 

 

その少し前まで、

 

一日に1.5リットルもの水分を取っていたのに、

急に水分が摂れなくなってしまい、

 

食事も、いっさい食べられなくなってしまいました。

 

 

そんな状態でも、寝付く前日まで

筋トレのためのデイサービスに通っていました。

 

 

 

***

 

父は筋トレが好きで、

 

ディサービスに通う前から、

畳の部屋で膝立て腕立て伏せを100回。

 

手すりにつかまりながらの足踏みを

3000歩も 歩いていましたから、

 

寝付いてからもとても元気でした。

 

そして最期まで、

自分が寝付いたことを認めようとはしませんでした。

 

 

 

なので毎日が  デンッジャラス&サバイバル!!

 

 

夜中にドッサっと倒れる音がするので

あわてて見に行くと

ふすまを蹴破って、あちらの部屋に転がっていたり、

 

どうやったらこんな格好でベットからずり落ちれるんだろう?

 

という不思議な事態が続出!!

 

 

父をベットに戻しながら

サスペンス好きの旦那と一緒に推理を巡らせる毎日でした。

 

***

 

「おーい、 おーい」

 

呼ばれて行くと、

いつも上掛け布団をはいで寒そうにしています。

 

お父さん、寒くないんですか?

 

と聞くと、

 

「寒い」

 

と答える。

 

 

どうして寒いのにはがしちゃうんですか?

 

と聞くと、

 

ボク、シラナイ。

 

と答える。

 

 

日に何度も同じことを繰り返していたら、

 

わたしのハートを、ノックノックするものを感じました。

 

???

 

なに?

 

って、ハートに聞いてみたら、

 

小さな声が 遠慮がちに言っていました。

 

 

「この、くそじじぃ~」 って。

 

 

あら わたし

「この、くそじじぃ~! 」って思ってたんだわ~(*^。^*)

 

 

そう感じられたら楽しくなってきました。

 

そして、お父さんとの距離が一挙に身近になりました。

 

 

くそじじい~ って思いながら愛おしくなってきました。

 

 

おぅ、

そう、シラを切るなんざぁ~上等じゃねぇか!

 

おらっち 最期まで つき合ってやるぜ!!

 

 

この勢いで、旦那と二人で

最期まで父の欲求に応えることができました。

 

 

寝付いてから5日目の夕方に、

 

カラダの全エネルギーを余すところなく使い切って

電池が切れたように逝きました。

 

生前、

「自分が死んだら、宇宙のブラックマターになるのだ」

 

と言っていた父。

 

 

数えで100才の大往生でした。

 

***

 

今日も、わたしの物語を読んでくださって、

ありがとうございました。