ことばのあかり - 燈 -

ことばのあかり - 燈 -

観音正寺で発行している個人報【ことばのあかり -燈-】
そのデジタル版として、このブログにことばのあかりの記事を上げていきます。
よろしくお願いします。

観音正寺事務 坂東ともうします。

観音正寺で毎月発行している坂東の個人報
『ことばのあかり -燈-』

そのデジタル版として記事を毎月アップしていきます。


その他にも、
『スロートーク』と題してお話を聞く活動もしています。

『ことばのあかり』をはじめ、
こちらのブログでの投稿を通じて

坂東の人となりなどを知っていただければと思います。


どうぞよろしくお願いいたします。

 

観音正寺事務 坂東ともうします。


観音正寺で毎月発行している坂東の個人報
【 ことばのあかり -燈- 】
そのデジタル版として記事を毎月アップしていきます。

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よろしくお願いいたします。

 

- 坂東のご挨拶 -

自己紹介はこちら

 

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お寺には
色々な人がやって来る。


ほとんどの人とは
「一期一会」なのですが、
 


その一度だけの出会いが
とても印象深い時があります。



「いい意味で」の
印象深い人になりたいですね

気を付けよう…

 

 

 


ことばのあかり
今月もよろしくお願いいたします。

 


 


ことばのあかり NO.21
【見えない世界の歩き方】
 

 

 

 

 

 

 

言葉から何かを感じ取る。


本を読んだりしていると
そのような瞬間が時々あります。



ある言葉に触れて身につまされ
色々な思いや感情が溢れ出す…



自分自身の経験と目にした言葉が重なって
何かを見るのかもしれませんね。



 


『今日一日を大切に。
感謝の気持ちで最善をつくそう。』

 


ある日、参拝に来られた
「妻を亡くした」という男性が
 

この言葉を目にして
 

 

「本当にその通りだ」と、

つぶやいておられました。
 


生前はケンカばかりしていたのだそうです。


 


きっと
一緒に過ごせていた時間が

「どのようなもの」であっても、
尊いものだったことを

奥様のいない世界を目の当たりにして、

気が付かれたのでしょう。



 


人は

「自分の理解できる範囲」でしか

なかなか考えることができません。

 

そのせいでしょうか、

自分の見えていない物を否定しがちです。

 

 

 

 

失って初めて大切さに気が付いたり

失敗を繰り返しながら、

 

私達は

学びを深めていきます。

 

 

そうして少しづつ

色々な「物の見方」が

出来るようになっていきます。

 

 

 

 

私達は文字通り

 

「命を懸けて」

何かを学んでいるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

…今日一日を大切に…

 

もしかしたら

今日が最後の日になるかもしれません。

 

 

 

…感謝の気持ちで最善をつくそう…

 

は、ちょっと、

私にはお説教ぽく感じてしまうのですが…

 

人によっては

「おせっかい」のように感じるかもしれません。

 

 

 

 

 

ただ、思うのです。

 

この言葉を残した人は何を見て

この言葉を残したのだろう?

 

 

 

 

自分には見えないけれど、

何かがそこにはある…

 

 

見えないからと言って

「無い」とは決して言いきれない

のです。

 

 

 

 

ただ自分に見えていないだけかもしれない

 

 

そのように考えられる人は

もしかすると、

 

 

とても柔軟で

視界が開けていて

 

 

人より多くのものが

見えているのかもしれません。

 

 

 

 

失ってから見えるようになった

 

毎回それでは悲しすぎるから、

 

 

だから

今よりも少し視野を広げて

 

 

たとえ今は見えなくても

 

 

そこに

目には見えない何かが

『ある』

という前提で

 

 

世界を見渡すことができたなら

 

 

 

もしかしたら

失う前に気が付けるようになる、

 

かもしれません。

 

感謝の気持ちで最善をつくそう


この言葉は、


実感から生まれた

感覚的なことを言っているのだと思うのです。

 

 

「今できる精一杯で生きておいた方がいい。

その方が後悔が少なくてすむから。」

 

私は

そのような感じを受けるのです。

 

 

 

 

あの時、

ああしておけばよかった…

こうしておけばよかった…

 

と、

機会を失ってから後悔するよりも

 

 

 

まだやり直しがきく

やり直すチャンスがある

 

 

これが

どれほど素晴らしいことなのか

 

それを実感している人の言葉のように

私には思えるのです。