Sing Street / 銀杏BOYZ
「あの頃ペニーレインと」以来の
完璧な青春音楽映画に出会った
ジョン・カーニー監督最新作
「シング・ストリート」
「ダブリンの街角で」や
「はじまりのうた」など
音楽映画を撮らせたら
このひとの右に出る者はいない
みたいなとこのある監督さんなのだけど
監督自身の半自伝的な今作はもう、
ちょっとぶち抜けてすばらしかった
デュラン・デュランやクラッシュやジャム
80's音楽と共に変化するファッション
差し出されるキュアーのレコード
ロック師匠なひきこもりお兄ちゃんや
いじめっ子にもそれぞれ抱えてるものがあって
そのすべてに光を与える視点とユーモア
ときめきポイント過多で
言い出したらきりがないくらい、
なんかもう後半ずっと泣いてた 笑
音楽映画のハイライトは
当然GIGシーンになるけど
それと同等かそれ以上に
丁寧に描かれる曲作りのシーンが眩しくて
夢中でいられる時間の輝きや
それぞれの若いややこしさや無謀さ
ぎゅっと抱きしめたくなるような映画だった
とりあえず良さを語り合いたいから
80's UK好きの友達全員にみてほしい
この6月はほんとうに時間の余裕がなくて
ほかの試写ぜんぶ行けなかったし
ライブも全然行けなかったけど
- 一ヶ月駆け抜けた日々のご褒美にこれだけは行くって決めてた、
銀杏BOYZ 8年ぶりの全国ツアー
初日 6.22 at zepp diver city
ほんとうの美しさは醜さのなかに
体じゅうがドブに溺れても
濁りを知らないあの目みたいに
曲がりなりにも
なにかを表現しようとする身として
あの場に立ち会えた幸運を噛みしめて
仕事だいすきだしなくなったら死ぬけど
月2回くらいは、いい作品に触れる2時間を
ちゃんと確保できる人生でありたいと
心の底から思った月末
“ rock 'n' roll is a risk! ”
Sing Street 7/9公開です