台風は通り過ぎたが、政治の嵐はまだまだ続きそうだ。 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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自民幹部「首相が一番嫌われていたが…小池さんに感謝」

 

 

朝日新聞の世論調査で、内閣支持率と不支持率が並び、安倍晋三首相の続投を「望まない」との回答が51%にのぼる中で、安倍政権にとっては決して順風とは言えない選挙戦。

 閣僚経験者は「自民には投票するが、安倍さんは嫌いという人が結構いる」。首相に近い閣僚でさえも「演説では『安倍政権』と言わず、『安定政権』への支持を求めた」と漏らしたほどだった。

 首相自身も公示前、抗議活動やヤジを警戒して演説日程を非公表に。第一声もヤジを避けるように、福島市の田園地帯を選んだ。

 

 「内閣支持率が下がっているが、自民党が多くの議席を頂いた」

 石破茂・元幹事長は22日、選挙戦で得た感触と今回の結果とのずれを記者団に指摘した。

 

 勝因はなにか。

 

 一つは小池百合子・東京都知事率いる希望の党の失速だ。

 

 臨時国会冒頭での衆院解散は、野党勢力の混乱に乗じた不意打ちの側面が強かった。前原誠司氏が民進党代表に選ばれた直後、幹事長候補にスキャンダルが発覚。共産党との選挙協力をめぐり民進党から離党者が続出していた隙を突いた。

 

 だが、小池氏が新党を立ち上げると状況が一変。東京都議選で吹き荒れた小池旋風に与党はおびえた。

 

 小池氏の結党表明2日後に開いた自公の幹事長らの会談では目標議席を「与党で過半数の233議席」と置いた。前回2014年は解散直前に自公が掲げた目標は「与党で270プラスアルファ」。低めの目標を、与党幹部は「それだけ小池新党は脅威だからだ」と解説していた。

 

 しかし希望の党は失速。自民党幹部は「首相が一番嫌われていたが、小池さんが追い抜いて首相は2番になった。小池さんに感謝しないといけない」と語る。

 

 加えて、野党分裂が自民の勝利を後押しした。

 

 1人しか当選しない小選挙区では、他候補より1票でも多い候補が当選する。首相批判票が複数の野党候補に分散すれば、結果的に自民候補が当選しやすい。16年参院選では32の1人区すべてで野党統一候補を擁立し、11勝。調整しなかった13年は2勝29敗。野党候補一本化の効果は大きい。

 

 麻生太郎副総理は選挙期間中、こう語った。「野党は一緒に戦っている感じもない。相手はバラバラ、こっちはまとまっている。それが差だ」

 

「朝日新聞」より転載

 

開票速報は下記から。

 

http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/kaihyo/?iref=kijiue

 

静岡県に今朝未明上陸した台風21号。

その強い雨と風が今朝は収まり、北伊豆山中は久しぶりに太陽が顔を出した。

解散総選挙は世論調査どおり自民圧勝となった。

モリカケも、様々なスキャンダル・暴言もみんな封印してしまうほどの議席数だ。

改憲路線に拍車がかかるのだろう。

アベシンゾウの見たくもない顔写真がマスメディアにまたまた溢れるのかと思うと、この国を脱出したくなるなぁ。

 

党派別の獲得票数が不明なので、その数字が出たら少し分析などしてみたい。

日本共産党の志位委員長は談話で「党としては残念だが、立憲民主党が大きく躍進して、共闘全体としては議席を大きく伸ばすことが出来たのは私たちにとっても大きな喜び」と述べた。

しかしそれでも護憲勢力と呼んで良いだろうと思われる議席数は野党系無所属を加えても2割足らず、圧倒的多数派を改憲勢力が占めている。

 

やはり2017年10月22日は、この国の戦後史の歴史的転換点になりかねないと思う。

ネトウヨ新聞と揶揄される「産経」社説は、喜びに溢れて「軍事大国への道」を歩めとハッパをかけている。

 

自公大勝 国難克服への強い支持だ 首相は北対応に全力挙げよ

 

 「北朝鮮危機と少子高齢化という、日本に差し迫った国難を乗り越える。安倍晋三首相の呼びかけに、国民は強い支持を与えた。

…ミサイル防衛の充実にとどまらず、敵基地攻撃能力の導入や防衛予算の増額への政治決断も求めたい。その中には、覇権主義を強める中国への備えも含まれるべきである。

…安倍首相と自民党は、憲法改正という公約実現への努力を止めてはならない。与党公明党に協力を促すのはもとより、改正に前向きな姿勢を見せた野党との協議も、加速する必要がある。

……」

 

凄いね、産経幹部の子どもたちも戦争が始まったら、戦場に突撃するのかね。

「日経」社説は読むに値する。

 

安倍政権を全面承認したのではない     

 

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO22568360T21C17A0PE1001/