今期のドラマも3話までで離脱してるものが多い。
現実にはあり得ない、あり得なさ過ぎてブッ飛んでいれば笑って見ていられるのですが、そうじゃないコレジャナイ感というかそういうのはダメです。
※個人の感想です。
そんななかでがっつり見てしまいXで呟くこともできないぐらいなのがこちら。
原作は沖田×華さんの漫画です。
小説や漫画を実写化する時の…という例の騒動のようなことはなく、むしろ漫画だから描けたことをこうやって映像化するのはスゴいなと、脚本家や演出、そして役者さんたちの妙にやられっぱなし。
「漫画だから描けたこと」
人生の終わりの「死」だけでなくそこに行き着く前にある「老」「病」です。
沖田×華さんの作品の「透明なゆりかご」は「生」がテーマでしたが、仏教ではよく目耳にする「生老病死」のうちの3つが描かれております。
本人だけでなく周りの人たち、医療従事者や家族や身内がそれらをどう受け止め向き合うか?受け止めることから逃げることもある。生々しいです。
昨今はいわゆる終活セミナーのようなことをやってるお寺もあるようですが、そこに至る前の老や病に対してはどうでしょう?
「〇〇如来さまに祈祷すれば気持ちが落ち着きます」
「そういう時は〇〇をお唱えするのです」
…そうじゃなくてさぁ、自分の苦の正体がわからない、わかっているけど認めるのが怖いとか、そういう内心を聞いて欲しい、寄り添って欲しいのに。
「死」の時しか受け止めてくれないんですね、葬式仏教と揶揄されても仕方ないよね。
※具体的に誰かを指すとか全てがそうだとは考えておりません。あくまでも可視化されてる一般的な風潮や認識の傾向としてです。
医療従事者は仏教徒ではなくてもそれらと向き合い続けておりますし、だからいわゆるスピリチュアル系に救いを求めてしまいがちになります。
そんなことを思いながら次の放映を楽しみにしております。イチオシでおすすめです。