BS12で見る中国ドラマ「山河月明」邦題「永楽帝~大明天下の輝き~」

35話

もう陈宝国演じる朱元璋は亡くなり、お気に入りのキャラクターも亡くなり、見るのもむなしい。と、言いながら、ここまで来たら、最後まで書こうという気持ちで書いているブログ。気になるのは李文忠の長男,第二代曹国公。韩承羽演じる李景隆。です。そして、どんどん変な人化していく张天阳演じる铁铉/鼎石の最後。

 

 

 

34話の最後、夏原吉と铁铉/鼎石が城門近くで麺を食べるところから。

铁铉/鼎石は建文帝朱允炆から豊かな浙江省の官職を与えられながら、それを断って山東省にかえてもらう。その真意は?

燕王が都を目指すとき必ず通過する場所だから。

明国は首都が南京、北元と闘うため第四皇子燕王は北平(のちの北京)に藩王としている。

第二皇子秦王は西安に第三皇子普王は北京と西安の真ん中あたりをそれぞれ藩王として守っていた。北元相手だけに、強い兵力が必要だったので、この三つの藩王に兵力が集まっていた。この三人に権力が集まるのを恐れて、洪武帝は年下の弟皇子たちを細かく配置して兵力を分散させようとしていた。北元と闘う時はそれぞれの藩王をまとめて戦わせれば兵力は衰えない。

が、洪武帝亡き後、建文帝朱允炆が最も注意しなければいけないのが、すでに第二、第三皇子が亡くなり、第四皇子燕王だった。

 

 

お前(铁铉/鼎石)が心配する前に建文帝朱允炆はもう手を打っているぞ。先手必勝だ。と、夏原吉。

 

 

 

燕王は座して死を待つ人ではない。と铁铉/鼎石

 

 

城門を走り出ていく兵、既に手を打ってあるという夏原吉のことば。

に、铁铉/鼎石は何を考えているのかこの表情。

铁铉/鼎石は何のために、何をしたいのか、何を守りたいのか、わかりずらい。

ちなみに百度には史佳敏 が铁铉妻を演じている。と、ある。

え!妻がいたのか?!です。

検索しても出てこない女優さん。もしかして、食事の用意ができました。と、言いに来た人?奥様だったのか。と、今更。

 

 

困惑の表情は朝廷の重臣でもあり、燕王の義理の兄でもある

徐达の長男で二代目魏国公徐允恭/徐辉祖

洪武帝も扱いに困ったのか、権力を与えず、名前を与えるというような下賜の仕方をしていた。洪武帝の旧友で共に戦った徐达の後継者なので、そのまま二代目魏国公ではあるが、朝廷での発言権は多いとは言えない。「辉祖」は洪武帝にもらった名前。

 

 

さらに、燕王の子供三人を預かる。微妙な立場。

 

 

従順な長男高炽はともかく、次男高煦は扱いにくい。

建文帝朱允炆から、帰郷していいと言われて、挨拶もせず勝手に帰郷した次男高煦

 

 

さて、長く建文帝朱允炆のお世話係を務めた伯雅伦海別は北元の王女として、北元へ帰ることになる。

 

 

伯雅伦海別を慕う建文帝朱允炆は姿が見えなくなるまで見送る。

伯雅伦海別はあっさりしている。この二人の関係は?姉弟なのか?

そんな絆は伯雅伦海別の方にはなさそう。むしろ、帰郷できない理由が建文帝朱允炆の思慕だったのだったら、疎ましい存在だったのかも。

 

 

叔父上お世話になりました。と、挨拶し。父燕王の元へ帰っていく高炽と高燧

 

 

弟高燧の面倒もよく見るよき長兄高炽

 

 

それを見送るのは徐达の子供で燕王妻徐妙云の弟妹の徐增寿と徐妙锦

 

 

首都から馬で帰って来た次男高煦

母徐妙云からはたたかれるが、父燕王朱棣からはかばわれる。

両親で扱いの違う次男高煦

が、問われるのは当然、兄と弟は?

兄弟を置いて一人返ってくることに怒る母徐妙云

行動が早いことを認める父朱棣

 

 

ついで、無事に高炽と高燧が戻る。

 

 

 

喜んで迎える燕王夫妻

 

 

微妙な顔つきの朱棣。まっすぐに見ない相手は

 

 

子供たちと一緒に来た伯雅伦海別

 

 

伯雅伦海別から父洪武帝の最後を聞く朱棣

 

 

すべてをお話ししましたが、信じるか信じないかはあなた次第と伯雅伦海別

信じるともと、朱棣

もしかして、海別が朝廷の情報を流していたのは朱棣だった?

だから、見逃されていた?

 

 

都で子供たちが歌っている流行歌。燕が高く飛ぶ。帝の戴に着く。

何やら不穏な歌。誰が流行らせたのか?

 

 

徐妙锦もまた、姉徐妙云の情報源。

 

 

弟たちを削藩しようとする建文帝朱允炆の政策に兵を挙げる決意をする燕王朱棣

 

 

 

1399年燕王朱棣が北平で反乱を起こす。

 

 

増々苦しい立場の二代目魏国公徐允恭/徐辉祖

だんだん顔色がどす黒くなっていく。

 

 

韩承羽演じる李景隆もまた、朝廷の武将として難しい立場へ。

幼馴染の燕王朱棣との関係が辛い。

また韩承羽のはじけるような笑顔が見たい。が、多分しばらく、いや、最後まで見られないかも。

 

 

建文帝朱允炆は母のいうこともきかなくなっている。

賢いはずの母呂氏だが、皇太子が亡くなってから、さえない。

所詮、夫につかえることだけの妻だったのか。

 

 

そして、出てきたのが、朱元璋第十七子宁王、左凌峰演じる朱权。

北平近くの藩王だが、朝廷と燕王の様子を見極めながら行動に出ようとする態度が見え見え。関ヶ原の戦いの小早川秀秋か?

 

 

しかし、バカではない情報は集めている。慎重なだけか?かもしれない。

というような宁王朱权。今後の動きに注目です。

 

 

臣下にはかつて魏国公徐达もとで蓝玉の目付け役でもあった耿炳文がいた。

 

録画したものを見ているので今頃35話ですが、明日は41話42話が放映されるはず。残すところ、5話ですかね。てっきり永楽帝の治世の様子まで描かれるのかと思ったのですが、どうでしょう?政権を奪って終わりですかね。

もう陈宝国演じる朱元璋も出てこないし、戦いの場面ばかりだとつまらないですけど。

今、注目しているのは後の宣德皇帝朱瞻基の妻になる孙姓の朝廷家臣。

でてくるかな~   です。