最近しばしば遭遇する光景なのだが

 昨夜もファミレスのバーミヤンで

 ある奥様が、スマホ決済が上手くいかず

 パニックになっていた。

 

 レジの後ろに並んでいて、

 なんとなく聞いていて分かった。

 どうも神奈川県のGo To EAT食事券を

 電子クーポンで支払おうとしているのだが

 画面が出てこないとか、読み込めないとかで

 慌てているらしかった。

 

 店員に謝り、後ろに並ぶボクに謝り

 連れている自分の子供にまで謝ってる。

 

 その奥さんの顔を見ていて思った

 こりゃ久々に、幸せになれない顔を

 見つけてしまったって。

 

 以前にも何度か書いた事があるけど

 作家の五味康祐さんが生前

 しばしば語っていた人相学解説の話だ。

 

 幼児期や子供の時に、家庭が不幸だったり

 親の夫婦仲が悪かったり、暴力的だったり

 すると、その子は楽しい事があっても

 素直に笑えないし、笑い方が下手になる。

 すると笑う時、顔が歪む。簡単にいうと

 口角が左右並行に綺麗に上がらないから

 結局笑顔が歪むのだ。

 

 そんな人はいつも周囲にどう思われるかを

 極端に気にするから、周りの視線や態度に

 一喜一憂するし、だから失敗すると

 周りを気にするあまりパニックになる。

 

 さらにこのタイプの人は

 子供の頃に愛された経験が少ないから

 本当に愛されるという事が良くわからない。

 だからいつも不安だし怯えてるし、

 愛されていても気がつかない。

 きっとこの奥さん

 家でも義父や義母の視線や言葉を

 いちいち気にして

 旦那の一挙一動に反応し怯え

 気の休まる時のない

 そんな不幸な暮らしをしてるに違いない。

 

 でも実はこんな不幸な暮らしも

 努力で克服できるのだ。

 まずは鏡を見て訓練すればいい。

 素敵な笑顔を作れるように。

 

 その訓練の成果だろう、ボクの笑顔は、

 口角が平行にバランスよく

 上がるようになった。

 

 なんとそれ以来、H君の人生は、

 とっても幸せになったとさ(笑)。