鎌足神社お釜炊きの神事 | かすみちゃんのブログ
2018年04月03日

鎌足神社お釜炊きの神事

テーマ:伝統行事

こんにちはかに座 4月になりましたね。またしばらくの間ブログをさぼっていました。今日は但馬漁業協同組合が行っている特殊神事についてご紹介します。

 

一日市・岡見公園の離れ島に、鎌足神社という祠が建っています。この祠の云われは昭和26年発行の『香住町伝説集』に詳しく書かれていますが、掻い摘んで説明すると次のようになります。

 

今から何百年も昔のこと。漁師たちは毎年のように訪れて漁場を荒らすイルカの大群に困り果てていました。あるとき寄り合いの席で村の古老にイルカ退治の方法を尋ねたところ、古老は黙々と考えた末に答えました。「このイルカの大群は我々の手で退治したところで、また来年も次の年も来るだろう。ここは神様にお願いするより法が無いと思う。むかし曽我入鹿という暴君を倒した中臣鎌足という人物がいた。人間の入鹿と海獣のイルカの違いはあるものの、ここは鎌足様にお願いするのが一番であろう」。古老の着意に感心した人々は、早速「鎌足神社」を建てて祈願したところ、海一面に寄せていたイルカもどこかへ姿を姿を消し、漁師たちは春になってもイルカに悩まされずに漁業が続けられるようになったということです。

 

それ以来、毎年鎌足神社鎮座の日である4月3日は祭りとして、お釜炊きの神事が行われています。この祭典は漁業と密接な関係があることから漁業協同組合が中心となり、漁業者が参列して厳かな祭典が行われています。

 

お釜は八坂神社のものだそうです。神事は金刀比羅神社の田淵宮司によって執り行われました。

 

 

 

 

 

 

これまでこのような神事が今日まで続いているとは恥ずかしながら全く知りませんでしたが、漁協香住支所長の福本さんによると一度も途切れたことはないそうです。参列していた一本釣り漁師さんに、香住沖海戦のお話もお聞きしました。香住の漁師たちの命を顧みない救出が行われた香住沖海戦でしたが、軍艦の沈んだ場所には現在漁礁ができているそうです。その場所に漁に行くときには必ず清水を持っていき、お供えをして手を合わせているのだそうです。自然を相手にして生きる漁師さんたちの信心深さを感じました。

 

 

香美町香住観光協会 http://kasumi-kanko.com/

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