すっかり季節は秋になりましたね。
街はハロウィンモード。
今ではすっかりおなじみのイベントになりましたが、
私が小学生の頃は、
「ハロウィンパーティー」
なんて身近ではありませんでした。
私が初めてハロウィンを知ったのは、
小学生の頃に通っていた英会話教室でのこと。
先生から、仮想をしてくるように言われ…
みんなで「trick or treat」と言いながら、お菓子交換をしました。
恥ずかしがり屋の私は、お気持ち程度に髪の毛に飾りをつける程度でした(笑)
それから数十年。
今は毎年、10月30日に学生が教員室に来て、元気よく
「trick or treat」
と言いに来ます。
今年はどんなお菓子を準備しようか、今から楽しみです。
第110回看護師国家試験まであと4か月となりました。
今年度、看護師国家試験を受験する学生さんはご存知かと思いますが、低学年の学生さんのために、国家試験について少し説明をしますね。
説明というほどでもないのですが…
看護師国家試験は年に1回、毎年2月に実施されます。
年々受験者数は増え、全国で6万人前後の受験者がいます。
合格率は、90%前後。
6000人前後の受験者が不合格になります。
逆に言えば、5万4000人前後の受験者が合格できます。
つまり、看護師国家試験は
不合格にするための試験ではなく、
合格させるための試験
と言ってもいいかと思います。
だから、みんなが解ける問題を確実に正答することが大切です。
例えばこんな問題。
足浴の効果で最も期待されるのはどれか。
1.食欲増進
2.睡眠の促進
3.筋緊張の亢進
4.皮膚温の低下
答えは、2ですね。
基礎看護技術の問題であり、臨地実習でもよく実施する援助技術だと思います。
これは受験者の99%の学生が正答できています。
なので、この問題では、合否の分かれ目にはなりません。
では、どのような問題が合否を分けるのか?
小腸で消化吸収される栄養素のうち、胸管を通って輸送されるのはどれか。
1.糖質
2.蛋白質
3.電解質
4.中性脂肪
5.水溶性ビタミン
みなさんは解けますか?
合格した学生のうち、この問題が解けた学生は79%、
一方、不合格になった学生のうち、70%の学生がこの問題を間違えています。
この問題が出題された年より前に、似たような問題が出題されています。
過去問でその問題を解き、解剖生理学を学習していれば解ける問題です。
答えは、4ですね。
過去問を解くことは大切です。
ですが、過去問だけしかやらないと、このように似た問題を解くことができません。
解剖生理学、苦手ですよね…
初見では、解剖生理学の教科書を理解するのは難しいですよね…
いただくお問い合わせのほとんどが
「解剖生理学が苦手です」
「効率のいい方法を教えてください」
という内容です。
看護の基本は
解剖生理学
です。
この知識が土台となります。
土台が揺らげば、その上の知識も揺らぎます。
解剖生理学がわからないのに、領域の看護の学習をしてもあいまいな知識になってしまいます。
解剖生理学をマスターするには、時間がかかります。
解剖生理学だけを理解したいのであれば、詰め込むように
暗記・暗記・暗記
でもいいかもしれませんが、
みなさんは「看護」をする人です。
解剖生理学がわかった上で応用する力が必要です。
そのために、解剖生理学を理解する必要があります。
解剖生理学を理解するためには…
地道にコツコツと学習することが一番の近道です。
急がば回れ
です。
秋の夜長に、普段より1時間、長めに学習してみませんか?
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。