「反対」の質問を想定してみました。
タイトルが都立看護となっていますが、都立看護を受験される方は、ある程度想定された上で、個人的に対策をすれば問題ないと思われます。
例えば、前回の受験生サイドのアンサーに対して、下記のような質問がある場合があります。
例①「あなたはドクターに医薬品の情報提供をしていたそうですが、何故、現在の仕事を続けようと思わなかったんですか?(もしくは今も働いているなら、続けようと思わないのですか?)」
この手の質問はだいたい想定されますよね?
都立看護の場合、こういったの想定される質問を用意しておけば十分です。
ただし、変化球としてこんな質問をされる場合があります。
例②「今の仕事は楽しいですか?」
⇒社会保険横浜看護専門学校、聖マリアンナ医科大学看護専門学校を受験した男性が聞かれました。(私自身が某学校受験時の昼休み時間、いろんな受験生に声かけて情報収集しました)
例③「何故、医師ではなく、あえて看護師を目指そうと思ったのですか?」
⇒女性には聞かないでしょうが、受験生が男の場合はこの質問をしてくることもあります。実際にされた、という男性受験生も何名かおりました。
この手の質問は私立の看護学校(病院付属など)に多いと思います。
公立の学校ではここまで突っ込んだ(個人的な)質問をしてくることはあまりないと思われます。(ゼロではありませんが)少なくとも、私自身の実体験上においては、都立看護ではありませんでしたが、私立の学校では似たような突っ込んだ質問がかなりありました。
何故、看護学校の教員がこういった質問をしてくるかというと、彼女らはもちろん現場経験もありますし、そもそも彼女らは現場が嫌で学校の教員サイドを目指したという人が少なくないからです。
現役だったら、真っ白で洗脳できるし、彼女らは特に何も違和感を持たないでしょう。しかし、社会人であれば、彼女らの気に食わない点、気になる点に関してはどんどんおかまいなしに聞かれます。
また、女性の場合は男性と比べて、客観的視点で物事を考えるというよりも、自分の経験ベースに判断することが多いので、彼女らの個人的な人生経験上に基づいて、気に食わないと思った人は落とすつもりでいる、ということも頭の中に入れておいて下さい。もちろん、学校サイドのご事情があって、受験生を最初から落とすつもりの学校もあります。たとえば、男性受験生の場合、当blogで既に紹介済の板橋中央看護専門学校を受験したとしても、男子枠が決められておりますし、男子が推薦で埋まってしまったら、いくら一般入試で満点を取っても、面接で必ず落とされる仕組みになっています。また、30歳以上の女性の場合、昭和大学医学部附属看護専門学校や杏林大学医学部付属看護専門学校をいくら頑張って受験したとしても、ほとんど落とされます。これは、学校側のご事情なので、仕方ありません。
実際の面接試験ではこういうことが行われています。
決して、看護師の資質云々を見ているわけではないのです。
看護学校の予備校で教えているバブル世代以降のおっさんどもらはこの事実をまるっきり知りません。多くのお客さんが現役の女子ですし、社会人といっても、女性の、それも20代前半~半ばが多く、社会人経験もまったくないか浅い人が多いので、そこまで少数派をいちいち気にしてられないからです。また、彼らは実際に自分で受験をした経験もないので、看護学校で行われている入試の実態をまるでわかってないのです。
最近は社会人受験生もかなり多くなってきています。それなりに社会経験を持った方も受験されています・・が、予備校のおっさんたちは自分の生活が最大級重要なので、生活できれば問題ない、社会人なんて知ったこっちゃない、と思っているのです。だから、例えば、男子受験生の差別のある学校や高齢女性を必ず落とす学校を彼らに聞いても、「そんなのあるわけないでしょう」なんて言われるだけです。
したがって、予備校なんか通ってても、こういうことがまるでわからずに受験する方もおられるのです。別にその方が大学出たばかりとか、社会経験が浅い方ならむしろ問題が少ないかもしれません。ここで問題になるのは社会経験がそれなりにある方、男性の方なんです。
該当者はこのことを頭に入れた上で、それなりの対策をしてください・・・と言いたいところですが、受験される学校を間違わなければよいのです。たったのそれだけのことです。絶対に受験してはいけない学校、積極的に受験すべき学校については、当blogに記載しています。
次回は過去の受験生レポをご紹介します。