明けて翌朝。

＜波戸岬の朝（馬渡島の上に残る月）＞

日の出を拝んでから

＜昇る朝日＞

朝食をいただきます。今回のメニューはハンバーガー。ホットサンドメーカーで温めます。

＜お手軽♪ヤマザキのてりやきハンバーガー＞

熱々のハンバーガーにゆでたまご（生卵と間違えないように、相方がすっごくわかりやすい目印をつけてくれた）、

＜焼き上がったハンバーガー＆家で作ってきたゆでたまご＞

それとインスタントスープ。

＜クノールのスープパスタ＞

めちゃくちゃ手抜きですが（爆）、こんな朝食でもおいしくなるのがお外マジック。

＜この美しい風景がとびきりのスパイス＞

朝食後一休みしてからゆるゆると撤収開始。大好きな入り江をしっかり目に焼き付けて、波戸岬キャンプ場を後にしました。

お天気も良く、このまま帰るのももったいないので、呼子大橋に向かいました。去年名護屋城跡から見たあの橋を間近で見てみたかったんです。

＜名護屋城跡から呼子大橋を望む（2022年5月撮影）＞

【名護屋城跡探訪】

『ちょっとGW・後編』三の丸まで戻り、本丸に向かいます。　＜三の丸から本丸へ＞　　L字型に曲がった通路を進むと本丸大手。　＜本丸大手＞　本丸の玄関口にあたるこちらには、二層の豪壮な…

ameblo.jp

呼子大橋は呼子と加部島を結ぶ全長728mの斜張橋。

＜呼子大橋＞

開通は平成元年（1989年）。ハープのような弧を張るPC斜張橋は、近くで見ると本当に美しい。

＜フォルムも美しい呼子大橋＞

呼子大橋を渡ってやって来たのは風の見える丘公園。

＜風の見える丘公園＞

呼子大橋の開通に合わせて開園した公園で、加部島の小高い丘の上にあって展望は抜群。吹き抜ける風も心地よいです。（強風時は注意かも）

＜シンボルの白い風車＞

スペイン風の展望所の手前には佐用姫の像があります。

＜佐用姫の像＞

その昔、朝廷の命令で朝鮮半島に派遣されることになった青年武将・大伴狭手彦（おおとものさてひこ）と恋に落ちた佐用姫は、狭手彦の出航の日、別離の悲しみに耐えかね鏡山に駆け登り、身にまとっていた領巾（ひれ）を船に向かって打ち振るも悲しみは尽きず。

＜唐津のビュースポット・鏡山（2021年8月撮影）＞

山を飛び降りここ、加部島まで追いかけたと伝えられています。

その後、七日七晩泣き続けた佐用姫は石になってしまったという―（『松浦佐用姫伝説』）

佐用姫が見つめる先には青く広がる玄界灘、

＜眼下に広がる玄界灘＞

爽快な眺めですが、佐用姫のことを思うとちょっと切なくなる・・・

展望所からは呼子大橋が一望。

＜展望台から見た呼子大橋＞

「う～ん、絵になる風景だな～」しばらく展望を楽しんでいましたが、んん？よく見ると呼子大橋の足元に島があり、橋のようなものが架かっています。

＜呼子大橋ズーム＞

その場で調べて（ググって）みたら、遊歩橋で歩いて島に渡れる模様。「えっ、すっごく楽しそう♪」ということで、早速行ってみました。

遊歩橋の入口は呼子大橋南詰（呼子側）の駐車場にあります。

＜遊歩橋入口＞

展望所から見えた2つの島は弁天島といい、北の島が「男島（男弁天）」、南の島が「女島（女弁天）」。名前から察する通り、島には厳島神社が祀られており、地元の人々の間では「弁天さん」とも、２つ島が並んでいることから双子弁天とも呼ばれているとか。その昔、太閤秀吉が朝鮮出兵の折り船遊びをした場所としても知られるそうです。

弁天島を結ぶ遊歩橋は全長220ｍ。潮の影響か所々錆びているものの、赤い欄干が青い海に映え美しい。

＜赤い欄干が目を引く弁天遊歩橋＞

遊歩橋を歩いていると、この辺りの岩が不思議な形をしていることに気付きます。

＜弁天島周辺で見られる奇岩＞

弁天島では広大な海食台をほぼ同じ方向に貫く数本の岩脈を観察できるそうで。この「呼子岩脈群（佐賀県天然記念物）」は、佐世保層群（古第三期）といわれる堆積岩層を玄武岩類の溶岩が貫入したことにより形成された特異な地形とのこと。弁天島に貫入している岩脈は0.1～4mの幅があり、北西部のものが最大とのことですが、潮が引いていないので見えず・・・

＜白い砂岩層に黒い岩が入り込んでいる（弁天島・女島にて）＞

呼子岩脈群は確認できなかったけど、この海の上を歩く感覚はたまらない！

＜呼子大橋を間近で見られる絶景スポット＞

どこまでも続く青い海、そよぐ潮風、

＜水の青さが際立つ美しい瀬戸＞

最っ高に気持ちいいです！

遊歩橋の先には女島が。

＜正面に女島＞

海を挟んだ向こうに男島があり、

＜男島＞

遊歩橋から階段が下りているあたり干潮時は歩いて渡れそうですが

＜遊歩橋から海に伸びる階段＞

今回はここまで。鳥居をくぐり厳島神社に参拝します。

＜厳島神社鳥居＞

広島県厳島神社の御分霊をお祀りする当社。西海航路を行き交う船乗りや玄界灘を往復する漁師たちにより篤く信仰されてきたとのことですが、海上安全、豊漁の守り神としてだけでなく、双子弁天にあやかり夫婦円満、良縁の神、子宝の神としても信仰を集めているとか。

＜厳島神社＞

建物はかなり古びていますが、きれいに整えられていることから信仰が今に引き継がれていることが伺えます。

こちらを訪ねたのはほんの偶然だったのですが、奇しくも2週間前宮島・厳島神社にお参りしたばかり。神さまのお導きに思え、ありがたく参拝させていただきました。

その後唐津の「大助うどん」さんでお昼を。

＜大助うどん＞

「せっかくだから」とイカ天うどんをチョイスしたら、肉厚なイカ天がゴロゴロ。唐津のイカ力半端ない！

＜イカ天うどん＞

お出汁もおいしくて絶品でした。これ食べにまた唐津行きたいくらい。

海鮮と絶景、今回も唐津の魅力を思う存分満喫し大満足の波戸岬キャンプでした。

・波戸岬キャンプ場：佐賀県唐津市鎮西町名護屋7324 HP

・風の見える丘公園：佐賀県唐津市呼子町加部島3279-1

・弁天遊歩橋：佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦

・大助うどん：佐賀県唐津市熊原町3098-2

波戸岬再び＜後編＞