11日(土)~12日(日)、別府へ忘年会旅行に出かけました。

由布岳に、

 

<大分道から見た由布岳>

 

鶴見岳。

 

<東九州道から見た鶴見岳>

 

大分の名峰を眺めつつ、大分道から東九州道を快走。別府ICで降りれば、そこかしこに立ち昇る白い湯けむりに早くもテンションUpです。アップ

 

<湯けむりが立ち昇る別府市街地>

 

今回は忘年会ということで特に予定は入れていないのですが、まずはわたしの希望で八幡竈門神社を訪ねました。

 

<八幡竈門神社>

 

「竈門」と聞いてピン!ときたあなた、お仲間ですね。(笑)

そう、こちらは「鬼滅の刃」ファンの間で聖地と言われている神社なのです。≧▽≦

 

<皆さん、お上手!>

 

社名に主人公・竈門炭治郎の名字が入っているうえ、「鬼滅」の世界が感じられる点がいくつかあるとのことで探してみようと思います。ラブラブ

 

逸る気持ちを静め、手水舎で心身を清めます。

 

<手水舎>

 

ご由緒によると八幡竈門神社の創始は仁徳天皇の御宇。日本武尊と神功皇后が西征の際豊後州速見郡竈門荘亀山に行宮(天皇行幸の仮宮)を営み、国常立尊、天照大御神を始め三十三神を奉斎したのがはじまりという。

神社としての創建は聖武天皇の御宇神亀4年(727年)、豊前国宇佐より仲哀天皇、応神天皇の神霊が宝城峰に降臨したところ御越山に遷座し竈門宮を奉斎。次いで淳和天皇の御宇天長3年(826年)、宇佐より神功皇后の神霊を迎え併せて三十六神を合祀し八幡竈門宮と称し奉るという。

 

相方:「ここの御祭神応神天皇って、八幡社やん。」

かねし:「いや、だから”八幡”竈門神社だって言ってるやんか。」

 

ご由緒書きの前でしょうもない会話をしていたら、「よろしければ案内図があるので、こちらを参考に周られてください。^^」と社務所の方からお声掛けいただきました。すみませんっ、ありがとうございますあせる

 

いただいた案内図を頼りに御社殿へ。その正面に建つ鳥居の間から彼方に目を向けると

 

<八幡竈門神社社殿と鳥居>

 

うわっ、絶景!

 

<別府湾を望む>

 

標高53mの高台とあって別府の町と海がきれいに見渡せます。春分の日と秋分の日にはこの水平線の中央から朝日が昇るとのこと。さぞかし美しいでしょうね。^^

 

鳥居の先を覗き込むと長い石段があります。これが「鬼滅ポイントその1」、鬼が造ったと伝えられる石段です。

 

<鬼が造った石段>

 

『昔この地に悪鬼がいて、夜毎現れては人々を喰い殺し、里を荒しまわっていた。

里人が八幡さまに助けを求めたところ、八幡さまは鬼に「一晩の内に百の石段を造ったら毎年人を生贄にやろう。しかし出来なければ、今後里に出てきてはならぬ。」と約束させた。

鬼が谷や川から石をかき集め99段まで造ったとき、八幡さまは「まだ出来ぬか?」とお聞きになられた。鬼がその言葉に一息つき「あと1段。」と答えたとき、一番鶏が鳴いて夜が明けた。鬼は驚いて逃げ出し、二度と里に現れなくなった。』

 

石段は下の段に比べ上の段が雑に出来ており、迫る夜明に鬼の焦る様が感じられます。

 

<丁寧に造られている下段>

 

人を喰らうこと、陽光を嫌うこと、「鬼滅」に描かれる鬼と同じですね。^^

そばに古い手水舎があるあたり本来の参道はこちらのようで、

 

<石段そばの手水舎>

 

石段下には鳥居と

 

<石段下にある一の鳥居>

 

観音堂がありました。(←参拝するにあたり一番下まで行って登り直した)

 

<長福寺観音堂>

 

<観音堂そばの石仏さま>

 

鬼の石段から改めて拝殿の前に進み、二拝二拍手一拝。

 

<拝殿>

 

この度お参りする機会をいただけたこと、日々お守りいただいていることを感謝します。

参拝後、拝殿の天井を拝見。

噂ではこちらに水の呼吸・拾ノ型「生生流転」を思わせる天井画があるらしいのですが(「鬼滅ポイントその2」)

 

<「生生流転」(アニメ「鬼滅の刃 竈門炭治郎立志編」19話より)>

 

おおっ・・・!

 

<拝殿の天井画>

 

確かに迫力のある美しい青龍は「生生流転」に通じるものがありますね。でも、これは原作の方が近い・・・

 

<左:「生生流転」(コミックス5巻より)、右:拝殿の天井画>

 

っていうか、背景の龍そっくり!! うわー、うわー、感激ですー!飛び出すハート

ちなみにこの天井画、火災避けのために描かれた水神さまで、その左右には

 

謀計は眼前の利潤たりと雖(いえど)も、必ず神明の罰にあたる【意:謀(はかりごと)をめぐらし人を陥れ目の前の利益を得たとしても、必ず神明の罰が当たる】」

正直は一旦の依怙(えこ)に非ずと雖も、終には日月の憐みを蒙(こうむ)る【意:正直であることですぐに利益を得られるものではないが、最後には報わるものだ】」

 

と記されているそうです。後者の言葉に正直者の炭治郎を重ねてしまう・・・

 

拝殿手前の神楽殿では

 

<神楽殿>

 

大晦日から元日にかけて、古くから伝わる「かまど神楽」が奉納されるとのことで、こちらもヒノカミ神楽とイメージが重なり胸熱です。キラキラ

 

伊邪那岐命と伊邪那美命を祀る多賀神社、

 

<多賀神社>

 

熊野社、

 

<熊野社>

 

稲荷神社と境内社を順にお参り。

 

<稲荷神社>

 

と、ここにまた不思議な石が。

 

<鬼が忘れた石草履>

 

石段を造った鬼が忘れて行った石製の草履で、足を入れると力が湧いてくるといわれているそうです。鬼の足指が3本なのは「貪欲・嫉妬・愚痴」を表しており、「知性・慈悲」が欠けているからだとか。

 

他にも龍が出入りする場所と伝えられる龍穴や

 

<龍穴>

 

人1人が入れる洞をもつ御神木など、

 

<御神木・魂依(たまより)の木>

 

境内には不思議スポットがいっぱい。

龍穴を覗いても信心の足りないわたしには何も見えませんでしたが(爆)、龍頭と呼ばれる大樹は本当に龍穴から龍が出てきたようで

 

<龍頭>

 

<龍の頭ズーム>

 

ドキドキしました。ドキドキ

 

「鬼滅の聖地」とはファンサイドが言っていることで、神社の方は昨年から参拝者が増えたことに驚いておられたそうなのですが、天井画の鑑賞案内や鬼滅グッズの展示など、ファンとしてはうれしい限りです。

 

<大分トリニータのユニフォーム(非売品)>

 

創建1300年という悠久の歴史と、大樹が醸し出す瑞々しい生命力・・・

 

<御神木>

 

八幡竈門神社は清々しくも和やかな空気が漂う、心地の良い神社でした。*^^*

(ちなみに御朱印は書置きタイプで、背景が龍と御神木の2種類あります。もちろん龍をいただきました。^^)

 

・八幡竈門神社:大分県別府市大字内竈1900 HP