ニュースを見ていたら、「・・・・・・会見で、一分以上頭を下げ謝罪しました」と言っていたので、「なんじゃ、それ」と思いました。
前、そんな言い方したっけ?
そもそも長く低頭しているって少なかったのかもしれないけど。
最近、CMでも何でもやたら数字が出てくるのでネタにしようと思っていたのですが、こんなところに数字が出てくるとは思わなかった。
今朝、ネットをうろうろしていたらこんな記事が。
私が見たテレビニュースは3人が頭を下げていたから、別の記者会見だと思う。
事件はおんなじでも。
滋賀県で警官が先輩記者を撃ったって事件です。
朝日新聞のサイトには、テレ朝からも借りた動画がついています。
https://www.asahi.com/articles/ASL4D33PJL4DPTJB006.html
動画で滋賀県警刑務部長は、29秒あたりで起立し、59秒あたりで身を折って低頭しています。
動画は全体が1分3秒の長さなので、この後、1分間、頭を下げていたのかはわかりません。
>午前8時すぎから約1時間45分続いた記者会見の冒頭、武田一志・警務部長は声を震わせながら、1分以上頭を下げ続けた。
と記事にはあるから、途中で下を向いて話していた間も1分に含まれるのかな。まったく本質的じゃない詮索だけど。
被害者やかかわりのある方、こういう記者会見をしなくちゃならない警務部長さんの心中を想像すると、無駄話のネタにしているようで気がさすところもあるんですが、報道が伝える情報とか、文章表現(活字にしてもテレビで読むにしても)とかのありかたを考えると、秒数まで伝えるのって、どういうことかなあ、と思うんですよ。
前からあったっけ? あんまりないよねえ。
「頭を下げていた秒数なんぞより、もっと本質的なことを報道しろよ」と簡単に言っても、この段階で事件の背景などわからないし・・・。
そういえば、前にも低頭の秒数とか角度とかをいったニュース原稿があったかもしれない。
ニュースって必ず、お詫びの記者会見をとりにいって、関係者が起立して頭を下げるところを映すでしょ。
そういうパターンは、謝るほうも報道するほうも、それでしょうがないのかな。
むしろ報道を受け止めるほうが、パターンになれてニュースの内容をうわのそらで聞かないようにしないといけない、ってことかな。
しかしなあ。すべてのお詫び記者会見のニュース原稿が、「何秒間頭を下げました」って言うようになったら、それも変だろうなあ。まあ「深々と頭を下げた」って紋切り型なら、何かを伝えたってことになるってわけじゃないけど。