日常が戻ってきた | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

 買い物ってなんでこんなに気持ちいいんだろう。きっとドーパミン、ドバドバ出てる。快楽のひとつなんだろうなあ。
 大きな仕事が終わって時間ができたときに、ちょっと遠くの、いつも行ってるとこより安くて品揃え豊富なスーパーに行って思う存分買い込むのが幸せ。

砂ずりとか、鳥レバーとか、安かったから買いこんだ。レバーペースト作るんだ。食べきれないほどたくさん。大きな仕事が終わったあとの料理も楽しい。

本を読んだり買い物をしたり家事をしたり映画を見たり、普通の自分のための生活がなによりのご褒美で、しみじみかみしめながら、わたしにもどる。

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スタッフ入れた全員集合写真。立誠シネマの田中さんが撮ってくれました。

わたしのワンピは古着屋さんで見つけた。出会った瞬間、かず子だ!って思った。お母さまの衣装は最後まで悩んでたけど、ある方のご好意で私服を貸していただいた。気品のある、時代にもあった着物。本物の手仕事はやっぱり違う。

わたしのお客さんはいっぱい感想を届けてくれる。わたしはメンバーをほめられると嬉しくなって、そうでしょ、そうでしょ、と言いたくなる。身内をほめる演出も変なんだけど、だって自慢のメンバーなんですよ。
わたしの演出や脚本が下手なせいで、その役を演じてる人が魅力がないと思われたら悔しいから、脚本も演出もたくさんのワガママを通させてもらった。ゆずらなかった。四人のキャラそれぞれが輝くように物語をつむいでいった。

大きな仕事が終わってさみしいかと聞かれて初めて、そうでもない自分に気づいた。もう次を見ている。長編小説を書き上げたときに似ている。書き終わったときが、次の物語の始まりだ。

写真を見て、ビデオを見て、感想を聞いて、遠い昔のアルバムをめくるように、楽しかったなと思う。

物語は見てくれた人の心の中で生き続ける。成長し、変化し、混じり合わされる。わたしは次を紡がなくてはいけないからもう行くよ。

差し入れたくさんありがとうございました。お菓子いろいろ。はあ、おいしくて幸せ。今はロゼのワインでいい気分。