夜に咲く花。 尽きせぬ想いを忍ばせて 夜のしじまに花が咲く 気付いた振りして見上げた空に 一夜恋しい乱れ髪 逢えぬ辛さに耐えながら 浴衣の帯を緩めたの 今夜限りの逢瀬と知って 夜に咲く花空に舞う 抱かれて知った嫉妬の色が 肌を紅く染めてゆく あの日の夜に戻れるならば この身燃やして花になる