白いカモメを夕陽が染める
日暮れにたたずむ影法師
此処に来ればあなたに逢える
そんな気がして見つめた神田川
気まぐれな風が川面を滑り
想い出しぶきが頬濡らす
酔った振りしてあなたの肩に
もたれて眠れば夢の川
カモメに託した想いは何処
届かぬ夢と知りながら
背伸びして見た神田川
あなたの背中を流れ行く
揺れる想いが川面を渡り
流れの早さが時を射す
飛び交うカモメはあなたの名前
せめてもう一度だけ逢えるなら
ああ―神田川
んん―この身投げ打って
※ある女性ロックシンガーがこの詩に惚れ込み、是非曲を付けて歌わせて欲しいと言う要望がありました。
その為に、急遽3番を作り作曲し易いように完成させたもの。
作詞家としてのデビュー作第一弾となりますか、お楽しみに。