水着なんかもう要らない。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-水着

今年の夏は暑くなりそうだ。

そんな夏を目前に控え、水着メーカーも新作に力を入れ、今年はどんな水着が流行するのか楽しみでもある。

楽しめる水着ならば何の文句もないのだが、水泳の世界、特に競泳に目を向けてみると、競泳男子二百メートル背泳ぎの入江陵介選手が出した世界新記録が幻となってしまったようである。

着用していた水着(デサント社製)が認可されなかったということ。

プロ、アマを問わずスポーツには必ずと言ってよいほどスポンサーが着く。

スポンサーのバックアップがあってこそのスポーツではあるが、それが露骨に表れてしまうとアスリートより記録或いはスポンサーが優先されてしまう結果となる。

競泳水着については、国内外のスポーツメーカーが凌ぎを削って優れた素材の研究に余念がない。

毎年新しい水着が登場し、アスリート達はその選択に戸惑いすら感じている。

水着に左右されるような記録で混乱を招くようなら、いっそのことサポーターだけ着けて泳げば良い。

或いは大会ごとに水着を統一し、誰もが同じメーカーの水着で競えばいいと思う。

現状のままで行くと、まるで札束が泳いでいるような気がしてならい。

記録が誰のためにあるのか、もう一度よく考えてみる必要がありそうだ。