呪われたホワイトハウス。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

エクソシストわたしはホラー映画が結構好きである。日本では「リング」が話題になりそれに続けて「らせん」
「呪怨」「着信アリ」などがヒットした。わたしの中ではホラー映画の傑作は1974年に公開された「エクソシスト」だと思っている。
これは実話を元にした作品であり、人間の身体を借りた悪魔と神の力で悪魔祓いする神父との戦いを描いたものだが、神と悪魔が表裏一体であることを注意深くこの映画を見れば、理解出来るのではないだろうか。
つまり、神の裏の顔は悪魔、その反対が神であること。そしてそれは人間自身の中に存在している善と悪を映し出しているのである。
さて、先日アメリカから届いたニュース。ホワイトハウスに幽霊が出ると、ブッシュ大統領の娘が体験談を明らかにした。ホワイトハウスの幽霊騒ぎは昔から言い伝えられていたが、ハロウィンを前にしてこの幽霊話が話題を呼んでいる。
長い歴史を持つ建物ほど神秘的或いは心霊現象などの噂がある。家は人が住む為の物だが、長い間放置したままにして置くと家自体が壊れてしまう。人が住んでこそ家の価値が上がるが、その家に対する思い入れが強ければ強いほど、人間、或いは動物の魂が宿る。
不慮の事故、殺人、自殺など命を落とす方法は様々で、この世に未練を残して亡くなった人が成仏出来ずに浮遊霊、地縛霊などになってこの世に別れを告げずに苦しんでいるのだ。
臨死体験の話しを時々耳にするが、友人に看護師がいるので死が間近に迫っている人の周りにはあの世からの誘いの手が幾つも見えると言う。成仏出来た人はデスマスクに現れる。わたしの父は肝硬変末期状態で血反吐を吐きながら、もがき苦しんで逝ったにも関わらずその死に顔は実に穏やかで優しさに満ちていた。
死んだ時の自分の顔は分からない。せめて優しい顔であの世に逝きたいものである。