スキーバスは死への直行便。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


バス 先日、雪崩の事故について記事を書いたばかりであったが「あずみ野観光バス」の事故は多くの死傷者を出し、今冬では最も悲惨な事故になってしまった。コロンビアでも同じように観光客を乗せたバスが谷底に転落し、邦人数人に死者が出たもようである。貸切バスを運営する会社はここ数年で倍以上も増え、競争も激化している。如何に会社の利益を上げ運営の歯車をスムーズに回転させるか、やはり旅行会社の世界にも価格競争がその歯車を狂わせているとしか思えない。削るとすれば人件費。従業員は出来るだけ少なくし、労働時間を伸ばす。この事故も起こるべくして起こった安全と自己管理を怠った会社側の個々に対する激務の象徴である。「利益の前に道は開けず」これは会社経営の根本を立て直す為の教訓として経営者の頭に叩き込んで欲しい。目先の利益だけを追求していては、開かれる道も遠のいてしまうと言うわたしの言葉である。人の命を預かる仕事は他に幾らでもあるが、自分の体調と人様の命を秤にかけるような真似だけはして欲しくない。命に重さはあらず、測れるものではない事をよく考えてみよう。