本当は勝ってまたこのブログを更新したかったのですが、残念ながら怪我のため引退となってしまいました。
今年も勝てないながらも頑張ってくれていたのですが6月15日のレースで大差のシンガリ負け。レース後に先生から「脚をひきずっています。故障してしまいました、すいません」との連絡がありました
ただ翌日には先生から「今日はなんとも無いですし痛がる様子はありません」との連絡があり少し安心していたのですが、週が明けてやはり馬房ではなんとも無いように見えても乗ると脚を引きずっているとのことでした
獣医さんも診てくれましたが、おそらく後膝の故障とのことで、この部位はレントゲンなどでの精密検査が難しくそのため怪我の程度や予後は不明と伝えられました
この時点で先生から、今後についての相談がありました
もちろんぼくとしてはサトルに対して相当の思い入れがありますし、まだまだサトルが走る姿を見たい、できれば家族で口取りもしたいという思いも強かったです
ただ現実にはサラリーマン馬主には財力に限界があります。お金持ちの道楽ではないんです。月々の預託料だって、出走手当をもらいながらの自転車操業です。
サトルは大切ですが、家族とぼくの生活があってサトルがいるのであって、家族には迷惑をかけれません。
それでも全治がある程度わかれば、現役を続行したかもしれませんが、全治も不明、そもそもまた走れるようになるのかもわからない状況では現役を続行させるわけにもいかず泣く泣く先生には引退の意向を伝えました
先生からは「わかりました、乗馬にするので行き先を探します」とのお返事をいただきました
乗馬にするというのは大変ありがたいお話です。ぼくには乗馬クラブへのコネも一切ありませんし、まさか自宅の庭で面倒を見るわけにもいかず先生の配慮はとても嬉しく思っています。
ただ一方で現実にはそれが厳しいのもわかっています。怪我をしていて、人を乗せると脚を引き摺る上に全治も不明なのです。重賞を勝ったような馬やよっぽどファンに人気がある馬を除けば、そんな馬を引き取ってくれる乗馬クラブはどこにもないでしょう
先生と連絡を取る度に「どこの乗馬クラブに行くのですか?」と喉まで出かかりますが、ぐっとこらえています。
悲しいですが馬主を続けていく上では避けては通れないことだとも思います
馬主としてできることは、現役時代はできるだけ大切にすることと引退後も決して忘れないことだと思います
ぼくもサトルの馬主としてサトルに経験させてもらったことを忘れずに今後も馬主を続けたいと思います
ただ、まだサトル以外の馬を持つことは考えられませんが・・・ サラオクなどを見る気にもあまりなりません
サトルはこの2年半以上勝つことはできず、万年C級でしたが、ジャングルスマイルの全弟ということもあってか競馬場では応援してもらうことが多かったように思います
応援していただき本当にありがとうございました