主計町とクリフトン・カーフさん | 市民が見つける金沢再発見
2011-01-09 20:25:24

主計町とクリフトン・カーフさん

テーマ:日々
【浅野川大橋→中の橋間】
アメリカ人の版画家クリフトン・カーフさん。68歳の時に京都から金沢に移り住まわれ、時々、信玄袋を下げ、粋な着こなしの和服で、歩いているのを、町で見かけたこともありましたが、平成19年(2007)年3月24日に享年80歳で永眠されました。

市民が見つける金沢再発見-店内写真
(店内に飾られているカーフさんの在りし日の写真)

カーフさんの作品は、鮮烈な色彩で町家の風景を切り取ったものもあり、ユーモア溢れるポップでかわいらしい作品もあり、バラエティに富んでいます。

市民が見つける金沢再発見-作品
(カーフさんの版画作品)

市民が見つける金沢再発見-直筆
(カーフさんの直筆の作品)

そんな作品の魅力を、晩年最後の自宅兼アトリエであった茶屋を改装した建物で展示販売されています。建物は、暗がり坂の下の直ぐ脇、カーフさんが細部まで自身でデザインした、和と洋が見事に融合し調和した独特な空間です。

市民が見つける金沢再発見-カーフカレクション

市民が見つける金沢再発見-暗がり坂
(”うさぎ"の模様のあるカーフ・コレクション店頭と暗がり坂)

店内には展示品の他にも遺作が約500点保管されていて、見る事はもちろん販売もなさっています。また、カーフさんが実際に使った画材や筆、版木なども展示しています。

市民が見つける金沢再発見-ガラス絵
(店内のガラス絵)

昨年(2010)の10月のオープンで、経営は ㈱ヤニスアートジャパンの香川寿幸さんと言う方です。氏は、カーフさんと同じ今年の干支“うさぎ”歳の生まれだそうで、社名はフィンランド語で“うさぎ”を意味する「ヤニス」なのだそうです。

市民が見つける金沢再発見-街灯

市民が見つける金沢再発見-暖簾かけ
(旧アトリエの”うさぎ”の街灯と暖簾かけ)

生前のカーフさんは、ご自分の干支の”うさぎ”がお気に入りで、旧のアトリエの主計町の玄関の街灯や暖簾かけに“うさぎ”がデザインされていたり、今の店舗カーフ・コレクションの玄関扉や店内はもちろん作品にも“うさぎ”が多く描かれています。

市民が見つける金沢再発見-磁器
(カーフさんの焼き物)

カーフさんは、永年住み慣れた京都を離れ、主計町に居を構えたのは、九谷焼の絵付けの依頼を受けたのが縁で、当時まだ観光地化されていなかった主計町に家を買い、1年の大半をここで過ごしたそうです。2階の窓から浅野川の景色を眺めるのが特にお好きで、また、この地方の海の幸、山の幸、それから変わりやすい金沢の気候までお気に入りだったと聞きます。

市民が見つける金沢再発見-主計町②
(主計町)

あの頃は、地元の方々も和服姿で町を歩くカーフさんには、始めは珍しく、次第に親しみを感じるようになっていきました。私は、親しく話をしたこともありませんが、観光ガイド中に、遠くから和服姿のカーフさんを見ると、何か仲間内の先輩のような気がしてうれしくなってシンパシーすら感じたものでした。

市民が見つける金沢再発見-カーフさん
(主計町の旧アトリエのイラスト)

カーフさんの略歴
1927年  米国ミネソタ州ダルースに生まれる
1946年  軍人として佐世保に来日
1950~52年 ミネアポリス美術学校に学ぶ
1955年  再来日、以後日本在住
1967年  この年より日本版画協会京都支部長を勤める
1995年  金沢・主計町にアトリエを構える
2007年  永眠される

市民が見つける金沢再発見-我が家のカーフ
(我が家のカーフさん・染めの風呂敷)

オーナーの言によると、このスペース活用については、地元の方々の“交流の場”や“個展など作品発表の場”としても、活かすことも考えているそうです。

市民が見つける金沢再発見-店内の写真

カーフ・コレクション
石川県金沢市主計町3-19TEL:076-255-3928(代)FAX:076-255-3926
E-mail:info@cw-karhu.jp
火曜日定休で、営業時間はOPEN/10:00AMCLOSE/18:00PMだそうです

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