2018/4/1 本当に走ったSLやまぐち号 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(SLではありませんし,ヘッドマークに「やまぐち」の文字はありません)

 

金屋代文庫の過去記事の掘り出しであります.

 

2ヶ月遅れで,まもなく「DD51 1043」がKATOから発売されます.この製品には「やぶさめ津和野」のヘッドマークが付属していますが,どのような経緯で運行されたのか,この機会に紹介しておこうと思います.日付が日付なので冗談のように思えますが,本当に運行されました.

 

時は2018/3/31,三江線が廃止された日(筆者のレポート)から帰る最中です.三江線の最終列車は鹿と激突するなど,若干の遅れを持って浜原駅に到着しており,この一部始終を,JR運行案内などのサイトを用いて追いかけていました.そんな中,このような情報が流れてきます.

明日(2018/4/1)のSLやまぐち号は,ディーゼル機関車牽引での運行となります

いわゆる「DLやまぐち号」が運行されることは滅多にありません.すぐに指定席を買い,4/1になって,改めて新山口駅を目指します.

せっかくなので,新型電車乗車・岩徳線経由で行きます.

この翌年に岩徳線の臨時列車に乗るのですが,この時点では,岩徳線を久しく利用していませんでした.

新型電車から見る朝日は良いものです.

さて,新山口駅に到着すると,このような掲示が行われました.

当日は親子連れの団体客が多く,残念がられていました.

入線してきましたが,ヘッドマークは予定通り「やぶさめ津和野」です.この時期,津和野では流鏑馬神事が行われています.もはや「SL」「やまぐち」ではありませんが,この列車の列車名は「SLやまぐち号」です.

乗ってしまえば一緒であります.

ディーゼル機関車といえども,多数の煙を出します.機関車直後の展望室が解放されないのも納得ではあります.

(このアングルは,C56牽引・機関車不調時で補機がついた場合でも撮れます.)

車内は大量のキャンセルが出たようで,ガラガラでした.利用者にはお詫びの記念品が配られました.

乗りごごちについては,SL牽引時よりはるかに良いです.せっかくの新造客車ではありますが,現在のところ,電気機関車での牽引,新山口〜津和野以外での営業運転はありません(デビュー前の試運転列車への報道陣の同乗は除きます).

「ディーゼル機関車が牽引する35系客車に乗車する」ことが目的のため,山口駅で降りてしまいます.

山口県を代表するラッピング車が並んでいました.レノファ気動車は新デザインになっている上,2020年はサンフレッチェ気動車が登場します.いずれも山口線・芸備線・岩徳線・山陰本線共通で使用され,サンフレッチェの練習拠点がある芸備線で「レノファ気動車」が,レノファの本拠地スタジアムがある山口線で「サンフレッチェ気動車」が運用されることもあります.

サンフレッチェ気動車については,以下のURLをご覧ください.

https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/02/page_15598.html

 

なお,当時の新山口駅には,小郡駅のジオラマがありました.車両として,KATOやTOMIXの旧製品が多数並んでいたのが印象的でした.旧製品の効果的な使い方ではあります.

動画

 

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