正確には嫌いなんですけどね。
スポーツしたり体を動かすことは好きです。
しかしイマイチ、スポーツ番組が好きになれない理由をまとめます。
1.大きな声が苦手
我が家では母が日本代表の出るサッカー中継なんかを視聴するんですが、得点できそうなところで
行け行け行け!
あー、何やってんだよ!
だとか色々叫んでいたのだ。
これがもう大の苦手。
家の中で、一人で盛り上がってるのを見るのはとても恥ずかしかった。
何より母の大きな声。
私を怒鳴り、罵ってきたものと同じ声。
どうも私は妙なところが繊細で、昔から怒鳴り声にはとても敏感だった。
知らない人が、これまた知らない人を怒鳴ってる場面に遭遇しただけで気分が悪くなるし、たちどころに恐ろしくなる。
お化け屋敷が苦手なのも似たような理由で、ちゃちなものほど大きな音を突然鳴らしてビビらせようとするので、その度に心臓が締め付けられるような心地になったものです。
ただこれが母だけでなく、複数人になれば話は別で、スタジアムにいて常に騒がしいとか、数人で観戦しててみんながそれぞれ騒いでるとか、音の差がフラットになれば気にならないんですけどね。
何なら、祖父母の家でみんなで食事時に観てた野球中継の雰囲気はそこまで嫌いじゃなかったよ。
祖父母と母の三人で騒いでたし、その時の三人はなんだか楽しそうだったから。
…とはいえ、話の内容は全然わかんなかったんだけど。
また、人様の、しかもプロのプレーにイチャモン付けられる神経も理解しかねる。
何やってんだもう!下手くそ!
とか、一番悔しく思ってんのは本人だと思うぞ。
何でそんな偉そうなんだ……となるし、わざわざ口に出さんでもええやんけ。
惜しいなぁ、頑張れ、ぐらいならまぁ良いんだけども。
2.そもそもルールがよく分からない
スポーツに興味がないので、ルールだってろくに知りません。
サッカーや野球はなんとなく分かりますが、細かいルールは分からないし、興味が無いから覚えられない。
だから観てても、盛り上がりどころがイマイチ掴めずに どういうこと?? となる。
というか、中継見るなら子供にも分かるようにある程度解説しておいてくれよ、母。
3.スポーツは観てるよりもやりたい
観戦してるより自分でやった方が楽しい、と思う。
ぼーっと他人のプレイを観てるのは何にせよ退屈なんです。
これはもう性分でしょうね。
聞いた話によると、プロの選手でも試合観てたらプレーしたくなるから観戦はしないぜ!って方がいらっしゃるそうです。
多分ね、私、画面越しの別世界に住む他人のやる事に興味ないんですよ。
そりゃ日の丸背負った方々が勝ったりすれば嬉しく思いますし、普段スポーツ選手が頑張っているというのは百も承知です。
一つのことを地道に続けて、日本で一番になるとか、世界で一番になるとか、そりゃ並大抵のことじゃありませんよ。
素直に感心しますし、称賛します。
でも、それって私の人生にどんだけ関係があるんだろうか。
観てて楽しめる人なら、生きる上での娯楽としてプラスになるわけだから無関係ではないでしょうけど、そもそも楽しめない人には、家族が観戦好きだから付き合わされるなんてシチュエーションに遭遇した時なんぞ苦痛でしかない。
だったら結果をニュースで見るぐらいで良いんです。
4.スポーツ選手の持ち上げられ方が気持ち悪い
凄い人たちなのは知ってます。
分かってます。
でも凄いのはそのプレーだし競技に関してならどれだけ称賛してもらっても構わんのです、が…
顔とか生活スタイルまで取り上げる必要ありますかね…?
イケメン◯◯プレイヤー
美少女◯◯プレイヤー
…なんか伏字にしたら、妙な感じになりましたけども。
あと何だっけ、変なあだ名?キャッチフレーズ?とか付けますよね。
ミラクル◯◯とか、◯◯の帝王とか、全国民の希望の星とか、国民的ヒロインとか。
真ん中二つつはわかるけど最初と最後のに至ってはわけわからん。
スポーツに必要か?それ。
いやいや、凄い選手なんだからちゃんと敬えよ。
なに二つ名つけて遊んでんですか。
彼らはアイドルではないんですよ。
大体、美女やイケメンなんかはわざわざメディアが強調せんでもいいじゃないですか。
何ならビジュアルで観客を唸らせるなんてのは、それこそ女優、俳優、アイドル、タレントさん達のお仕事では…。
後ね、生活スタイルを掘り下げるのも謎。
朝はこれ食べて、休日はこんなことしてます、実はこんな意外な一面が、とか。
選手としてのその人は素晴らしいけど、だからって他の部分にまで興味無いっすわ。
試合中の所作やウォームアップ時の意識や意気込み、試合後のインタビューの受け答えで充分人柄は出ると思う。
因みにスポーツ選手がバラエティ番組に出て業界のことを語ったりするのは、悪いことでは無いと思っています。
大体オフシーズンだし、マイナースポーツなんかはこうして出ることで知ってもらうきっかけを作るんだろうし。
ただ、何でこの人こんなに持ち上げられてるの?っていう違和感はありますね。
誰とは言いませんけど。
5.スポーツ=素晴らしい!論を押し付ける人や世論が嫌
結構多いんで。
スポーツ好きは正義!
スポーツ嫌いな人なんていない!
観戦に興味なぁ?非国民じゃね?
これだから根暗のオタクは。
みたいな。
あのね、やるのと観るのとは違うの!
っていうのがわからん人多いです。
何でだろうな。
とりあえずざっと書いてこんなもん。
後は多分、私が早生まれだからこその、幼い頃に経験した運動弱者としてのトラウマもあるのかもしれません。
今でこそ体を動かす事は好きですが、器楽部、演劇部と所属していたのはことごとく文化部。
まぁ、体動かしてましたけど。
意外に体育会系なんで、これらの部活。
小学生の頃の休み時間は大抵絵を描いて過ごし、外に出て友人とバレーボールなんてやり始めたのは中学生の頃でした。
なんでかって?
早生まれってね、学年で区切られると小さければ小さいほど体の大きさ、運動能力に差が出てしまうんですよ。
成長期を迎える前の3月生まれと4月生まれの差は実は歴然なんですが、周りの子供達は当然そんなの意に介さないし、先生だって考慮してくれません。
それを実感したのが成長期を迎えて身長が一気に伸びた頃です。
小学校四年生までは背の順で前から数えた方が断然早かったんですけど、小学校五年生ぐらいから背が伸び始め、六年生になる頃には後ろから数えた方が早いくらいになりました。
そしたらね、50メートル走のタイムが断然変わったのですよ。
体の大きさによって歩幅が変わったからでしょうな。
平均タイムより劣っていた私が平均タイムに追いついた!と大歓喜でした。
何なら少し早いくらい。
後に友人から、
多分それ、彼方ちゃんが早生まれだった事による体格差の違いで周りの子との差ができたんじゃない?
と指摘されて、あぁ!と納得したのでした。
当時の学校では圧倒的に、夏から秋にかけての生まれが多かったですからね。
長くなりましたが、私がスポーツ番組嫌いな理由と、少し掘り下げて私の運動に関するコンプレックスの話についてでした。