マンガで印象に残った卵焼き二種類を作ってみました。

まずは一作目、北駒生の「あさめしまえ」です。両親の離婚で13の時に“朝ごはん”が食べられなくなった主人公が食堂「アサメシマエ」に出会い救われる(就職まで、ずっとそこで朝ご飯を食べ続けるのです)。成長し、料理人になって暫くしてから食堂の閉店を知り、再開店して、元店主の一人娘とあーだこーだやりながら朝ごはんメインの食堂を続けていくのですが、この朝ご飯が美味しそうなんですね~。ピタパンとか中華粥とか朝からほっこりして元気が出そうです。でも、自分でやると手間がかかるから、やっぱり人に作ってもらうのが醍醐味かな~。と思ったりしますがw。

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今回の卵焼きは、大家族で、食事の世話を一手に担ってる、女子高生さんが作る我が家の味の卵焼きです~。ばあちゃんの誕生日パーティーをするつもりが、都合が重なって家を出て独立してる兄弟は誰も来ない、母親も帰るの遅いで、むーっとなってて翌日弟のわがままで臨界点、ぶち切れた後で主人公が提案した朝からの手巻き寿司パーティーで元気を取り戻し、ハイテンションで作るのがこの卵焼きです。この女子高校生の気持ち、何か分かるな~。一生懸命頑張ってて、それが当たり前になって家族が甘えてて色々溜まるんですよね~。甘えても良いけど、折に触れて感謝の気持ちは伝えた方が家族でも良いと思う今日この頃です。それが出来ないダンナさん達が熟年離婚されるんじゃないかしらん(-_-;)。


出汁少しに、砂糖と煮きった酒とみりんを混ぜ、冷めたら卵を入れて混ぜ、熱した卵焼き器やフライパンで流して巻いて焼くと言うシンプルな作り方です。うっかり煮きるのを忘れたのですが、まあ焼いてる間にアルコールは飛ぶ!と開き直って作成しましたw。家だと砂糖とみりんは無しで、酒と塩と醤油を少し入れるんだよな~。元々実家では甘い卵焼きだったのですが、ダンナは甘いのじゃ駄目と言い張るのでこの作り方と我が家ではなってます。オリジナルレシピの2/3で、塩を少し入れて作りました。

砂糖が入ってるせいか、焼いてる間お菓子作ってるんじゃね?と思うぐらい甘くていい香りがしてました。焦げ色も中々~。



何か、いかにも温かい家庭の味って感じです。ほんわかするな~。居酒屋や料亭で食べるのとはまた違った味です。ほんのり甘くてふんわかしてます~。思ったほどは甘くなかったのでダンナも何とか大丈夫なようです。やっぱり、卵焼きは家庭料理の基本だよね~。

もう一つは美味しんぼから。何話か忘れましたが、栗田ゆう子さんが作っていたソース入りの卵焼きです。うっかり醤油とソースを間違えて味付けの時に入れて、勿体ないからと焼いたら美味しかったとか。栗田ゆう子さん、男性には非常に受けが宜しいのですが、私はある意味魔性の女だ~と思ってます(恐らく、もっとも手強いっす)。個人的にはあまりお近づきになりたくないタイプかもw。

確かに、ソースが入ってるとは思えない味です。少し香ばしい感じかも。香辛料が入ってるし、成分の一つの酢はソフトに仕上げるので卵には意外と相性がいいみたいです。




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